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終学活も終わった愛結花は凛と一緒に桜会専用のサロンへと向かう。これから桜会初等部のメンバーの顔合わせがあるのだ。

そして、桜会専用の場所はサロン以外にもラウンジがある。ラウンジにはお昼を食べる時や勉強する時に集まることが出来る。他にも授業の課題さえ出せば授業時間中でもラウンジに居ても欠席やサボり等にならないというルールもある。

こんな時だけ愛結花は特権階級の人であって良かったと思う。愛結花は割と現金な方なのだ。


愛結花達はサロンまでの道中、自身の兄や姉について話していた。凛はマンガと同じくブラコンであるし、愛結花もそれなりにブラコンでシスコンだという自負がある。互いの兄弟の良いところを自慢しあっていた。


そうしている内にサロンについた二人は話をやめて大人しく座っている。本当なら愛結花は姉と志穂の所に行きたいのだが、今はまだ顔合わせが始まっていない。終わるまで大人しくしておかないと目立ってしまうし、天宮家の評判にも関わるため我慢しているのだ。


(顔合わせ、早く終わってほしいですわね。その前に一年生がまだ、私と凛さん、そして、1-Cの二宮(にのみや)小夜子(さよこ)様だけで後、1-Aのお二人がいらしてませんわ。早くいらして欲しいのですが。

まあ、この顔合わせで四宮様とその親友の真宮(まみや)佑人(ゆうと)様のお二人が1-Aであると分かって良かったと思いましょう。何かにイラつくよりも良い事を思わなくては。そして、1-Aにはなるべく近づかないようにいたしましょう。)


真宮はマンガで四宮の親友として登場していた。そして、四宮と一条がデート出来る様に裏工作や天宮愛結花の悪い噂を流したり、いじめの物証をとったりしていたのだ。つまりはマンガでは天宮愛結花の天敵のような存在である。愛結花は四宮や真宮が自身のこれからに関わるかもしれない事からあまり関わりたくないと強く思っているのだ。




10分程したら四宮と真宮が来て、ようやく顔合わせが始まった。

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