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自分自身話がみつからない
前回で話は終わるはずだった。
例えば魔王を倒してハッピーエンド的な綺麗な話な終わり方をする。
だがしかし、話は終わるが世界が終わるわけではない。
話が終わった後であろうと世界は続き新たな物語を紡ぎ続ける。
その紡がれた世界の話が今ここに存在する。
つまり、何が言いたいかというと
宿題をやり忘れた。
バッドエンドなのだ。
もちろん怒られて話が終わるわけではないので困ったものである。セーブ機能が欲しいくらいだ。
自分が悪いのだが適当な言い訳を探しながら学園へと足を進める。
その足が心理的に重いのなんの。
引きこもった時の扉の重さぐらい重い。
ついでに足が痛い。
…これは関係ないか。
兎にも角にも覚悟を決めて学園に向かうのであった。