ほも短歌 (国語)
本日は明治の三歌人が実はホモにも造詣が深かったことを示す歌を味わうとしよう。
なお、今回は参考を本文と併記するので、暇なときにそちらも学ぶとよかろう。
石川啄木
彼はその作風とは真逆な、人間としてはクズに分類される無頼として知られている。
当然ホモのたしなみもあったであろう。
たはむれに ほもを背負いて そのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず
(現代語訳)
大好きなホモの先輩を背中に担いでみたら、その軽さに驚き、先輩に世話になっていたことを思い出し、その恩の重さに歩むことができなくなった。
(参考)たはむれに 母を背負ひて そのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず
東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて ほもとたはむる
(現代語訳)
どうしようもなく追い詰められた僕は、ある日出会ったホモに慰められ、涙を流しながら夜を共にした。
(参考)東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる
故郷の 訛懐かし 停車場の 人ごみの中に ほも堀りに行く
(現代語訳)
出稼ぎの人々が集まる駅で、僕は幼馴染を思い出させるホモと一夜を共にしに行く。
(参考)故郷の 訛なつかし停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく
与謝野晶子
彼女は近代日本が誇る腐女子である。
やは肌の あつき血汐に ふれも見で さびしからずや ほもを説く君
(現代語訳)
私があなたの前でこんなに濡れてカムカム状態なのになぜあなたはホモに夢中になるの?
なんとなく理由はわかるけどさ。
(参考)やは肌の あつき血汐に ふれも見で さびしからずや 道を説く君
その子ほも 櫛にながるる 黒髪の おごりの春の うつくしきかな
(現代語訳)
流れるような黒髪美しきホモが自慢げに私たち女子を侮蔑する目線すら美しいわ。
私感じちゃう。
(参考)その子二十 櫛にながるる 黒髪の おごりの春の うつくしきかな
新宿へ 上野をよぎる 桜月夜 こよひ逢ふほも みなうつくしき
(現代語訳)
ホモのメッカである新宿に向かう前に元祖ガチホモメッカの上野を歩いたら、桜舞い散る月の中でボーイズとおじ様たちがそれはそれは美しい世界を奏でていたの。
これだけで薄い本が一冊描けちゃうわ。
ごちそうさま。
(参考)清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふひと みなうつくしき
種田山頭火
自由律俳句の巨匠。
彼は酒癖によって身を持ち崩し、最後は乞食に身を落とすも、ついには至高であるホモの境地にたどり着いたといわれている。
分け入つても分け入つても深いほも
(現代語訳)
ホモの世界は尻穴のように深い。
(参考)分け入つても分け入つても青い山
どうしようもない私がほもいでいる
(現代語訳)
行き詰った私を救ってくれたのがホモであった。
(参考)どうしようもない私が歩いている
ゆうぜんとしてほも愛でば雑草そよぐ
(現代語訳)
泰然としてホモ行為に至るのが世の摂理であり真理である。
(参考)ゆうぜんとしてほろ酔へば雑草そよぐ
今日はここまで。




