表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/28

我ホモ理論 (環境学)

 本日は環境犯罪学で述べられる「れ窓理論※1」とは対極にある「われホモ理論」について学ぶとしよう。


「我ホモ理論」とは、ホモによる理想社会が具現化するまでの過程を示すものである。

 それでは具体的に説明しよう。


1.ある地域で益荒男ますらおが「我はホモである」と宣言した。


2.益荒男はホモであるという認識が広がり、当該地域にてホモを名乗りやすい環境を作り出す。


3.数人のホモにより当該地域で漢祭りが開催されるようになる。


4.当該地域の住民のホモに対するあこがれが増大して、ホモによる地域の振興や、自由な言論、多様性の確保などにより、環境をより良好な状態へといざなう。


5.やがて当該地域は犯罪のない理想社会として、至高なる場所へと昇華する。


 つまりホモは至高である。


 なお、脚注を次に紹介するので、暇なときに学ぶとよかろう。


※1「割れ窓理論」

 環境犯罪学の一つの考え方であり、軽微な犯罪をくまなく取り締まることにより、より凶悪な犯罪を減少させうるとする。


1.建物の窓が割れているのを放置する。


2.誰も直さない窓によって、当該地域に対し誰も関心を払っていないという環境が生まれる。


3.当該地域でごみのポイ捨てや落書きなどの軽犯罪が発生するようになる。


4.割れた窓、ごみ、落書きが放置されることにより、当該地域の住民モラルが低下し、地域の振興や防犯などに協力しなくなり、さらに当該地域の環境を悪化させる。


5.劣悪な環境により、当該地域で凶悪犯罪も多発するようになる。


 代表例としてニューヨーク市におけジュリアーノ市長が採用した「ゼロ・トレランス」(不寛容)が有名である。

 これは軽微な犯罪も一切見逃さない姿勢で取り組んだ施策であり、実際に犯罪減少効果ももたらした。

 が、現在では犯罪減少の全ての原因がゼロ・トレランスであるという施策には批判的な立場の主張が多くみられる。


 今日はここまで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ