ほもはかるた (古典・民俗学)
本日は江戸、京都、大阪と三種が存在する「いろはかるた」の上位版として衆道にてたしなまれてきた「ほもはかるた」について学ぶとしよう。
今回は脚注が多いので各々と併記する。
「いろはかるた」と「ほもはかるた」で異なる「趣き」を存分に味わうがよかろう。
い イサキを釣ればホモも釣れる
(犬も歩けば棒に当たる)
ろ 論よりホモ
(論より証拠)
は 針の穴でもホモは掘れる
(針の穴から天を覗く)
に 憎まれっ子ホモに掘られる
(憎まれっ子世に憚る)
ほ 仏とホモでサンド
(仏の顔も三度)
へ 下手のホモ談義
(下手の長談義)
と 遠いノンケより近くのホモ
(遠くの一家より近くの隣)
ち 地獄の沙汰もホモ次第
(地獄の沙汰も金次第)
り 律儀ホモに子はいない
(律義者の子沢山)
ぬ 糠にまら
(糠に釘)
る 瑠璃もホモもこすれば猛る
(瑠璃も玻璃も照らせば光る)
お 老いてはホモに従え
(老いては子に従え)
わ 割れホモに綴じホモ
(割れ鍋に綴じ蓋)
か 蛙の面のホモ
(蛙の面に水)
よ 葦の髄からホモを覗く
(葦の髄から天井覗く)
た タチホモとネコ
(立て板に水)
れ 連木でホモ掘る
(連木で腹切る)
そ 袖すり合えばホモウの縁
(袖すり合うも他生の縁)
つ 突けばすっぽん
(月とすっぽん)
ね 寝床にホモ
(寝耳に水)
な 習わぬホモも掘れる
(習わぬ経は読めぬ)
ら 来年のことを言えばホモが猛る
(来年のことを言えば鬼が笑う)
む 無理が通ればホモも突っ込む
(無理が通れば道理が引っ込む)
う 嘘ではないガチホモ
(嘘から出た実)
ゐ 芋もホモだと御存じない
(芋の煮えたも御存じない)
の 喉元駆使してホモを咥える
(喉元過ぎれば熱さを忘れる)
お 鬼のガチホモ
(鬼に金棒)
く 臭いまらはホモも避ける
(臭い物に蝿がたかる)
や 安物掘りのまら失い
(安物買いの銭失い)
ま 負けないホモ
(負けるが勝ち)
け ゲイは身を助ける
(芸は身を助ける)
ふ 武士は食わねどホモは掘る
(武士は食わねど高楊枝)
こ 志はホモまら
(志は松の葉)
え 縁は異なものホモなもの
(縁は異なもの味なもの)
て 亭主も好きな漢道
(亭主の好きな赤烏帽子)
あ 頭隠して尻を出す
(頭隠して尻隠さず)
さ 触らぬまらも猛りあり
(触らぬ神に祟りなし)
き 聞いてガチホモ見てノンケ
(聞いて極楽見て地獄)
ゆ 幽霊もホモだぜ
(幽霊の浜風)
め 目の上のレズ
(目の上の瘤)
み 身から出るまら
(身から出た錆)
し 知らぬはノンケ
(知らぬが仏)
え 縁の下でまらを持ち
(縁の下の力持ち)
ひ ひょうたんではホモ掘れぬ
(ひょうたんから駒が出る)
も 門前のショタを構わずホモが掘る
(門前の小僧習わぬ経を読む)
せ 急いてはホモと仕損じる
(急いては事を仕損じる)
す 雀百までホモを忘れず
(雀百まで踊り忘れず)
京 京にもホモあり
(京に田舎あり)
今日はここまで。




