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ほもはあけぼの (国語)

 本日の授業では、日本最古の腐女子と名高い「紫式部」の強敵ともである「清少納言」が「枕草子」にて我らに触れた名文を学ぶとしよう。


【本文】


 ほもはあけぼの

 やうやう白くなりゆく

 かり際少し明かりて紫だちたるすじに細くたなびきたる


 ほもは夜

 月のころはさらなり

 闇もなほ

 のんけの多く飛びちがひたる

 また

 ただ一つ二つなど

 ほかにうちさらい行くもをかし

 尻など掘るもをかし


 ほもは夕暮れ

 いちもつ出して山の端いと近うなりたるに

 ほもの寝所へ行くとて

 三つ四つ

 二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり

 まいてかりなどの連ねたるが

 いと小さく見ゆるは

 いとをかし

 日入り果てて

 しゃぶる音

 ねぶる音など

 はた言ふべきにあらず


 ほもはつとめて

 尻の掘りたるは言ふべきにもあらず

 汁のいと白きも

 またさらでもいと寒きに

 火など急ぎおこして

 ろう持て渡るも

 いとつきづきし

 昼になりて

 ぬるくゆるびもていけば

 蝋燭ろうそくの火も

 赤き跡がちになりてわろし


【現代語訳】


 ホモは明け方がよいのである

 なぜならば

 いちもつがふくれあがるにつれて我慢汁が先を白くいろどり

 亀頭に血液を供給する血管は紫に染まり

 先には本気汁を細くたなびかせるからである


 ホモは夜がよいのである

 月が出ている中での勝負はもちろんのこと

 闇夜もいける

 ノンケが大人数で夜道を歩いているさまはなんともいえずおもむきがあり

 そうしたノンケの一匹二匹をこっそりとナンパするのがよいのである。

 そのまま公園でノンケを「やらないか」と誘うのもよい。 


 ホモは夕暮れがよいのである

 山の端の近くでいちもつをさらせば

 ホモがこいつを確保しようと

 三人四人

 二人三人と飛び急いで来るさまがしみじみとよい。

 ましてや亀頭を晒しながら隊列を組んでやってくるのが遠くから小さく見えるさまは期待が高まりとてもおもむきがある。

 日が落ちればしゃぶる音

 舐めまわす音がオッスオッスの怒声とともに響き渡る。

 それは言うまでもなく素晴らしいものである。


 ホモは早朝がよいのである。

 尻にて愛を交わす朝はいうまでもなく

 漢汁が互いを白く染めているときも

 そうでないときも

 ローソクにはやる心とともに火をともして

 いちもつに熱きそれを注ぐのもプレイの一つとしてふさわしい

 ただし昼までプレイを続けてしまい

 いちもつが火傷で赤くただれてしまうのはよくない。


 なお、本文の参考出典を次に紹介しておくので、暇なときについでに学ぶとよいであろう。


 参考出典

 清少納言作 「枕草子」 より 「春はあけぼの」


 春はあけぼの

 やうやう白くなりゆく山際少し明かりて紫だちたる雲の細くたなびきたる


 夏は夜

 月のころはさらなり

 闇もなほ

 蛍の多く飛びちがひたる

 また

 ただ一つ二つなど

 ほのかにうち光て行くもをかし

 雨など降るもをかし


 秋は夕暮れ

 夕日の差して山の端いと近うなりたるに

 烏の寝所へ行くとて

 三つ四つ

 二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり

 まいて雁などの連ねたるが

 いと小さく見ゆるはいとをかし

 日入り果てて

 風の音

 虫の音など

 はた言ふべきにあらず。


 冬はつとめて

 雪の降りたるは言ふべきにもあらず

 霜のいと白きも

 またさらでもいと寒きに

 火など急ぎおこして

 炭持て渡るも

 いとつきづきし

 昼になりて

 ぬるくゆるびもていけば

 火桶の火も

 白き灰がちになりてわろし


 今日はここまで。

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