学問に「純」をつけてみました。これは純文学です。
世の中には、哲学・数学・工学・心理学・経済学・等々、色々な「学問」がありますよね。
折角ですから、「純」をつけてみましょう。
純哲学・純数学・純工学・純心理学・純経済学……
中々、様になっているように感じます。
折角、「純」をつけて新しい学問を造語しましたから、大学生になった気分で自己紹介をしてみました。
私は、XX大学哲学科の純哲学について勉強しました。
インド哲学や日本哲学ではありません、純哲学を学びました。
彼は、XX大学工学部工学科の純工学について勉強しました。
電気工学や機械工学ではありません、純工学を学びました。
いいですね。
「純」とつければ、他の従来の呼び方よりも、権威ある素晴らしい学問に見えてきました。
折角ですから、学問以外にも「純」とつけてみましょう。
私は、このエッセイを書いてる最中に喉が渇いたので、お茶を飲みました。
私は、この純エッセイを書いてる最中に喉が渇いたので、純茶を飲みました。
おお、素敵ですね。純エッセイと呼べば、とても高級そうで、私が偉い高級作家に思えてきました。しかも純茶なんていう特別そうなお茶を執筆中に飲めるなんて、私は素晴らしい作家に違いありません!
「純」をつければ、簡単に高級感が出る事が分かりました。
これから私が行う文学活動は、純文学と名乗りましょう。私が執筆する純文学は、他の文学に比べてとても高尚な作品に思えてきました。純文学を執筆している私は、きっと偉い人でしょう。
他の作家さんは真似してはいけませんよ、私が考えたのですから。これを名乗るなら私の許可を得てください。会員制にして、私という偉い人に認められれば、純文学として認めましょう。
純文学と名乗ればとても素晴らしい作品を書いた気分になれますよ。
読者からも、純文学を名乗っていれば偉い作家なんだと思ってもらえますよ。
純文学は文学より偉いに違いありません。これを活用して私は権威ある作家になりましょう。
純文学を名乗れば、誰もが私を認めて、褒め称えてくれるに違いありません。
くふふ。
文学のカテゴリの一つ、純文学の字面がお高くとまっているように感じたので、書きました。
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次回作への励みになります。