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あの、説明不足です。

やっと書いた。へへ

 

 思考現実化チート過ぎだろ!弱点なくせたし。


 尽の今のステータスはこうだ。


 ──────────────────────

 感凪 尽 Lev214


 ハララギルド G-3級


 MP 20023

 ATK 14200 +2840

 DEF 14200

 MAG 15233

 INT 17050

 AGI 20202


 LIFE 10000


【スキル】

 思考現実化 クイックダッシュ 空歩き

【バシップスキル】

 剛力 超再生 低下無効 偽装 


 ──────────────────────


 レベルがあがった。なぜかって?恐らく弱点をなくしたからだろう。


【弱体無効】

 MP以外の低下、悪い状態異常を無効化


 そう、諸悪の根源を絶った。やったぜ。

 これで、ポーションが飲めるはず・・・あとで試そう。



 さて、依頼達成しないとな。


 辺りを見渡す。

 尽の見える限りでは30体ほどの魔物がいるだろうか。


「4,5,6,7・・・角のあるピスは4体だな。」


 尽が少し移動する。



「・・・よし」


 一番近いピスへ向く。尽の目の前には3体並んだピスが見える。

 尽は思いっきり地面を蹴った。



 ビュンッッ


 真っ直ぐ走る。

 瞬く間に、ピスに接近する。

 走ったまま、尽のつま先がピスを貫く


 パーン


(まずは1体)


 血がが飛び散る。ピスは跡形も残っていない。

 減速し、前に飛んで行った角を拾う。

 それでもなお、足を止めない。


 タッタッタッタッタ・・・


 進行方向の近くにいるピスも巻き込みながら走る。

 さすがに、魔物もバカじゃない。尽を見ていた者たちが、逃げていく。

 そんなのお構いなしに、ジンは走る。

 尽の進行方向にいた魔物の悲鳴が聞こえる。


「ギュゥゥゥゥゥッゥ」

「ギョォォォゥゥゥゥ」


 おおっとっと


 地形をえぐり、尽がその場にとどまる。

 ものすごい速さのあまり、目が慣れていないらしい。

 尽はあたりを観察する。獲物を見失ってしまったようだ。


「チッ、戻るか。」


 そう、めんどくさそうに呟いた直後、

 尽の目の端に魔物の大群が映った。

 何者から逃げているかのように必死に走っている。

 尽が大群の後ろを見るが何もいない。


「お、ピス発見!」


 足が速いのか、群の先頭を走っている。

 やはりとうべきか、命からがら走っている感じが伝わってくる。

 だが、それを見逃す尽ではない。

 発見後、すぐにピスにぶつかっていった。


 パーン


 弾けた音が木霊する。

 満足げに角を拾いに行く尽に音で魔物がきづく。

 少し遅れて魔物たちが、八方に散っていった。


 あ~腹減ったなぁ。


「あ、2体分の角。」


 戦い(?)に夢中になっていた尽だった。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「達成してきました」

「ん?ああおかえり。」


 尽が、カウンターに角を置く。


「お、本当に達成できたようだね。」

「舐めてもらっちゃ困るぜ」


 アリスがぱっと角を手に取り、ぱっと離した。


「角はこっちで預かるけど、他の部位は何か取ってきたかい?」

「いや、取ってない。持てないし。」

「あれ?あんた、袋持ってないの?」

「あんたからもらった、銀貨の入ってた袋ならあるが?」


 そう言って、腰に掛けていた袋をカウンターの上に置いた。


「これがどうしたんだ?」

「あんたってやつは・・・」


 アリスがあきれたように額に手を当てる。


「支給品だけどね、軽く一軒家を入れれる位の容量はあるんだよ?」

「まじか?」

「手、入れてごらん」


 手を入れてみる。奥に奥に手を入れていk・・・奥に奥に?


 気づいたときには、肩まですっぽりと入っていた。


「ナニコレホラー。」

「なんだいそれ?」


 なるほど、それはもったいないことをしたな。

 次からは魔物自体を持って帰ろう。

 いや、でも飛び散っちゃったしな。気を付けなければ・・・


「補足するけどいい?」

「んん、ああ頼む。」

「その袋は、さっきも言った通り、一軒家分。正確には・・・あれくらいの容量がある。」


 そう言ってアリスが指をさしたのは、小さめの家・・・いや、小屋だ。


「ギルドの倉庫だ。大体、この箱が150個くらいは入る。」


 また指をさしたのは、1㎥ほどある正方形の箱だ。


「なんでこんな箱が・・・」

「昔からだよ。あと、その袋の中でも時間は経過する。食料とか入れる時は気をつけなよ。」

「わかった。」

「じゃあ、はい。大銀貨12枚だよ。」

「ああ、ありがとう。」(次なに受けようかな)


 尽はおもむろに大銀貨を袋に詰め込む。


 うむ。どれも、Gランクじゃあうけれないんだよな。

 どうしたもんか。何か手ごたえのありそうな依頼は・・・


 右へ左へと目線を動かすも、依頼は一つもない。

 仕方ないと、がっくりと肩を落としため息をついた。


「どうしたんだい?」


 それに気づいたのか、アリスが声をかけてくれた。

 さすが姉御!わかってらっしゃる!


「いや、もっと歯ごたえのあるやつはいねえのかと思ってな。」

「あんた、面白いこと言うねぇ」


 アリスは、大きく笑った。なにかおかしなことでも言ったか?

 なんか腹立つな。


「平和が一番!そうじゃないかい?あたしは、血なまぐさいのは嫌いだよ。」

「は、はあ。」

「少なくとも、こんな田舎でそんな依頼は扱ってないよ。戦いがお望みなら、闘技場にでも行くか、魔族に決闘の申し出でもするんだね。」

「なるほど・・・」


 めっちゃいいこと言われたー。

 え、何?魔王いるんじゃないの?!

 すげー、驚くほど平和じゃんここ。


「そんなに驚いたかい?」

「いや、魔王ってどうしてるのかなって。」


 そんなに顔に出てたかなぁ。

 ポーカーフェイス、ポーカーフェイス・・・


「あんたねえ、本人がいなくてもせめて"さん"くらいつけなよ?」

「へ?だれにだ?」

「魔王様のことだよ。」


 あれ、おかしいな。いま確かに聞き捨てならないことが聞こえたんだが。

 ここって魔王領?魔王の治める土地だった?

 だとしたら、魔王じゃねえ!働けニート魔王!


「歴史くらい知っときなよ。というよりもこの世界を治める方くらい覚えときなさいな。」

「あれ、ユーディに聞いた歴史だと魔王が悪役ってきいたんだけど。」

「あ~」


 アリスは、すごく納得していた。

 知っているはずの真実を理解していない尽。

 2人なのに、尽は置いてけぼりである。


「それは絵本に乗ってるやつ。あの子が説明したなら納得だよ・・・。しかたない、あたしが説明するよ。」


 それから、5分程度の説明を経て、真の歴史を尽は知った。


「────────だから魔王様が、今はこの世界の頂点に座しているという訳さ。」

「なんとわかりやすい説明。」

「あの子と比べちゃいけないよ。」

「・・・そうだな」


 まず一つ。言わせてほしい。


 スゥ・・・


「俺の一時間と苦悩を返せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


 思いっきり声を殺し、喉に力を込めて叫んだ。

 なんなんだよ、魔王が敵という情報が、魔王は神の使いって。

 一体何のために俺は一時間神経をすり減らしたとおもってるんだ!


「まあ、お疲れ様。」

「同情が、痛い。」



 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 尽が出た後から少したった時。


「おはよぉーぅ!」


 バターン、とドアが勢いよく開く。

 だが、罵声はこない。なぜならユーディ以外そこにはいないからだ。


「あれ、尽くんどぉこ?」


 布団を、まじまじと見つめながら、独り言を放つ。


「どこどこどこどこどこだ~~~ぁ」


 大声をあげて、部屋中を走り回るも誰も出てこない。ユーディは隅々まで見渡すが、誰もいない。仕方なく、ユーディは普通に布団をめくることにした。


「そこか!っあ」


 が、誰もいない。


 僕は、黙ってしまった。だって、面白くないやん?

 どうしていないのさ、尽よぉ!昨日からいま、この時までぐっすりスヤスヤ寝てたんじゃないのか!えぇ?

 ひと様ん家の家に世話になっといて、泊っていかないとは何事だ!普通、泊ってくだしょ!枕投げは?なかなか寝付けなくて、トイレに行くイベントは?悪夢にうなされて、翌朝の安心感はいらないの?


「リリーぃい」


 誰も来ない。まあ、いつものことだけどね!したらば、これでどうかなぁ?


「ワー、ゴキチャンダァータスケテェェ」

「ユーディ大丈夫ぅぅぅぅぅ!?」


 あり得ない速さで、対ゴキチャン滅殺用のゴキカットをもって、リリがやってきた。


「ゴキチャンは?」

「うっそ~☆」

「・・・ユーディちゃん!頭にゴキチャン!」

「いぃや、嘘だっt(ギャァァァァ」


 リリが、微笑みながらゴキカットを噴射してくる。でも、目は笑ってない。青筋見えるし。

 いやほんとゴキカットは人体にも毒だからいい加減やめて!僕ホントに行動不能になっちゃうから!瀕死になっちゃうからぁぁぁぁぁぁぁ!!!!


 1時間後・・・


「なんで、口に物を入れたまま喋るの?汚いでしょ?」

「はい」

「はいって、何回言うつもり?本当にそう思ってる?」

「いえすー」

「ふざけているのかしらね?」


 なんでだろう。一生続く気がするよ~(涙)いっつもこうなんだよね。僕がちょっとお茶目しちゃうだけですぐこれなんだから。始まってすぐ、脱線するし。なんでこう、かっかかっかするかな?


「ユーディ?」


 ゆっくりとリリは発する。

 これは、本当にやーばーいー。


「説教中に考え事とは、いい度胸ね?」

「は、はひ」

「ユーぅウディぃいい?」

「ぎ、がぐに」

「に?」

「逃げろぉ~!」

「あ、こら!待ちなさぁぁい!」


 付き合ってらんないね。こういう日は、逃げるに限るよ。リリも学習しないと。数回足止めできたからって、同じ手段じゃあ、捕まらないよぉぅわあああああ。


(いてて、、、これは?はぐぁ、もしや!!)


 ユーディは朝ご飯を食べていない。いつものユーディならこの程度の罠は回避できただろう。だが今日はちがう。ユーディが恐る恐る穴から上を見上げる。


(ニコッ)

(・・・!!!!)


 ユーディの顔がどんどん青ざめていく・・・!


(オワタwww)


 もう、笑うしかなかったですぁwせdrftgyふじこlp。







 へっくしゅ・・・だれか、僕の噂してるな・・・・タイミングの悪ひぃぃぃ




 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 さて、どうしたもんかね。

 平和・・・か。戦いがしたいなら、闘技場。闘技場に行くなら金が要る。

 金が要るがすぐに大金貨100枚集める方法なんてない。方法を教えてもらったにはもらったんだが、人にもよるが、3か月はかかるらしい。

 待ってられるか!・・・と言いたいことなんだが。めんどくさいし。

 まあ、のんびりするか。


 ・・・夜だな。


 グ~


 ・・・腹減ったな。

 金は、あれ?大銀貨多くね?

 たしか・・・"じゃあ、はい。大銀貨12枚だよ"って言ってたような?

 あれ、報酬って大銀貨2枚だったよな?(ごそごそ


 依頼の紙を確認する。

 そこには、しっかりと大銀貨2枚と書いてあった。


 やっぱり2枚だよなぁ。なに、ステータスのせいか?

 ・ ・ ・ やっぱり違うな。うん。

 じゃあ何なんだよ。誰か教えてくれよ~。銀貨5枚あげるからさぁ。


 だれる尽だったが、それも一瞬。


 〈銀貨5枚で【ガイド】を取得しました〉


 ・・・え?


 機内アナウンスのような声が聞こえる。


 〈繰り返しますか?〉


 いや・・・そうじゃなくってさ


 〈では、銀貨についての詳細を説明しますか。〉


 あの、まずはね、


 〈ならば、スキルの習得経緯を「それだ!じゃない!いや、そうだけどね!」


(ああもうやだ・・・)




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