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人生イージーモード

投稿遅れてすいません。

徹夜で完成。まだ戦いません。早速嘘ついてる気がしてなりません。

申し訳ない。

「あんちゃんのレベルは、最高でも"1"や」


 いま、なんて言ったんだ。確か、レベルが1って

 心の準備はしていた。だが、こんな・・・

 こんな人生ハードモードに突入してしまうような事実は予想できなかった。


「だいじょうぶか、あんちゃん。」

「ああ、大丈夫だ。」


 やせ我慢なんてしていない。これが真実と決まったわけではないのだから。

 俺にはまだ確認する手段が残っている。ステータスカードだ。

 ユーディが、ギルドに入れば、どこかの冒険者ギルドに所属していることを、

 証明するためのものとしてもらえる。と言っていた。


(それに、第三の可能性がまだ残っている。)


 尽はまだ平静を保っていた。


「そーかぁ、あんちゃんが大丈夫なら、続けるで。」

「ああ、頼む」

(どうか、いい可能性を・・・)


 とはいえ、次に衝撃の事実から、逃れることができそうな内容が来なければ

 本当にハードモード確定だろう。


「ほな、3つ目の可能性や。」


 おさらいだ。1つ目は、ポーションの耐性がない。二つ目は、レベル1であるという事。

 どちらにしても、ろくなことではない。さて、次は何が来るか・・・


「あんちゃんのバシップスキルが────」

「スキルが?」

「特殊である!」

「それっていったいどういうことだ?」


「ほな、詳しく説明しよか。」

「まず常識やねんけど・・・ あんちゃんはスキル知っとるか?」

「すまん・・」

「いやええで、あやまらんで。知らんもんはしゃあない。」


「ほな、スキルの説明や。」

「簡単に言うと、スキルは潜在能力のことや。生まれながらに持っとるやつもおるし、成長する中で覚えるやつもおる。」

「なるほど」

「ほんでな、スキルには2種類あって、」

「スキルとバシップスキルか。」

「せや。ほな、その違いはわかるか?」

「スキルが、使用するもので、バシップスキルが常時発動し続けるもの・・だな?」

「ちょい違うが、大まかには正解や。」

「補足すると、スキルは発動するもんで、覚えるというより開発する感じや。」

「開発する?」

「あー、質問は後にしてくれんか。ちょい疲れてきた。」

「ああ、すまん。」

「ええよええよ。ほな、気を取り直してバシップスキルについてや」

「バシップスキルは、常に効果を発揮する。なんでかわかるか?」

「え・・・うーむ。わからん。」

「答えは簡単。そいつの力やからや。」

「つまり、どういうことだ?」

「ん、わからんか。えっとな、バシップスキルっちゅーもんは

 一部を除いてその人に備わった力が表示されているだけやねん。」

「なるほど。」

「んで、覚え方は主にこんだけや」


 そう言って、ルジエールは一冊の本を取り出し、あるページを指さした。

 書かれている内容は

 ・生まれながらに習得している(2)

 ・職業適性能力に達して、加護を受ける。(一回につき1~5)

 ・突然潜在能力が開花する(0~100)

 ・性別、種族、身長、得意属性で取得する。(1ずつ)

 といった感じだった。


「結構あるな。」

「せやな。実際は10個のバシップスキルを覚えてたらええほうやねんけどな。」

「おっさんのバシップスキル数は?」

「秘密や。」ニヤニヤ

「?!」


「話、戻そか。」

「なんだっけ?」

「あんちゃんのスキルが特殊やっちゅー話や。」

「あぁ~。」


 つい、楽しい雰囲気で油断してしまう。

 緊張と不安が和らいでくれる。おっさんありがとう


「ゴホン。でな、恐らくこの可能性があるなら、これがあんちゃんにはついている。」


 ルジエールが本のページをパラパラとめくった。

 ルジエールが指をさしたところにはこんなことが書かれてあった。

 ───────────────────────────────

 -バシップスキル(初期記憶)

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

 ・消費(覇、超)

 ・状態耐性(下、弱、破、無)

 ・能力不適正

 ・貧弱(消費、低才能、能力不適性の複合)

 ・

 ・

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ────────────────────────────────


「初期記憶っちゅーのは、生まれながらに持っとるってこっちゃ。」

「このスキルはな、100万人に1人が持っとると言われとる。その効果はな────」

「大丈夫だ。大体想像がつく。」


 どれも、不吉な名前ばかりだ。特に【貧弱】だけはついてほしくないな。

 どちらにせよ、これで人生ハードモードの線はますます濃くなったな。


「ほな、これにて。質問があんねやったら、そこの紙に書いといてくんなはれ。」

「わかった。」


 ────バタン


 ルジエールは、トイレに行き、

 尽はただただため息をついていた。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 翌日



「すいませーん」

「おお、あんたはユーディといた、」


 尽は今、一人でギルド登録しに来た。今現在、この前のギルド姉御の前にいる。

 昨日、落ち込んだがくよくよしても仕方がない。とりあえず、いま出来る事からだ。

 いつまでもユーディらに世話になりっぱなしってわけにもいかないしな。


「ギルドへようこそ。受付担当のアリスだよ。よろしく」

「尽だ、よろしくな。早速だが、ギルドに登録できるか?」

「ふ~ん。で、所属はどうするつもり?」

「所属?」

「なんだ、知らないのかい。」


 そういって彼女は、一枚の紙を手渡した。



 姉御説明中・・・



「なるほどな。」


 つまり、ここのギルドの冒険者になるかほかの所に所属するギルドになるか選べ!

 ということだ。ほかにも所属したらメリットデメリットがあってそれぞれの場所の恩恵も、

 教えてもらった。


「所属って一回しても、変更って可能なのか?」

「可能だよ。残ってくれとは言うけど、ギルドにあんたらを縛る権利はないしね。神様じゃあるまいし。」

「わかった。じゃあ所属する方針で。」

「そうかい、じゃあここに必要事項を記入してくれ、隣の紙に記入する内容は書いてるから、詳しいことはそれを見てくれよ。」

「おう」


 紙とペンを渡されたわけだ。

 記入必須は・・・ギルドネーム(ギルド内での呼び名)、名前、出身、って出身?

 分かんねえな、だがしかし!書けない訳ではないのだ。


「書けたぞ」

「んじゃ、紙渡して頂戴♪」


 アリスが目を通す中、動きが止まった。

 やっぱり、あの書き方はまずかったか?


「オッケー。それじゃあ、ここに血を一滴垂らして頂戴」


 よかった。これは登録できたな。

 北西の大陸出身でよく通ったと改めて思ってしまうが。

 終わり良ければ総てよしだ。渡された道具で指を傷つけて血を器に垂らしてと。

 器に血が付くと器の形が変わって小さな球体になった。


「おお・・・」

「よし、それに触れてみな。」


 恐る恐るそれに触れると、それが粒子となってあっという間に体に吸い込まれていった。

 尽が唖然としていると、ステータスを見たいと念じてみな。とアリスに言われた。

 念じると、あの時と同じようにステータスプレートが浮かび上がった。


 さて、運命の瞬間だ。

 意を決してステータスを見る。


 ──────────────────────

 感凪 尽 Lev174


 ハララギルド G-3級


 MP 20023

 ATK 14200 +2840

 DEF 14200

 MAG 15233

 INT 17050

 AGI 20202


 LIFE 10000


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 今のところ、問題ないな。

 心配が嘘のようにかき消されていく。

 問題は、スキルだ。貧弱よつかないでいてくれ・・・


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


【スキル】

 思考現実化 クイックダッシュ

【バシップスキル】

 剛力 超再生 低下無効 偽装 


 ─────────────────────────────


 ktkr 人生ノーマルモードを選択できたぜ。

 だが腑に落ちないステータスだな。

 恐らく、おっさんの仮設は全て外れているからそう思うのだろう。


「どうだい?納得のいくステータスだったかい?」

「ああ、ちょっと高いくらいだ。」

「それは良かった。ところで、ランクの説明は聞くかい?」

「頼む」


「まず初めに冒険者はランク分けされる。ランクはG~Uまである。」

「Uまでって、間に何ランクがあるんだ?」

「下から順番に、G F E D C B A S SS SSS Uがあるね。」

「ってことは、今は最低ランクか。」


「すべてのランクは3級、2級、1級と、わかれている。」

「1級の次は昇格だよ。U以降は、一応U1、U2、U3となっている。」


 なるほど。「一応」というのは、恐らくそんな人は滅多にいないのだろうな。


「理解したかい?」

「ああ。丁寧に説明してくれてありがとう。」

「いいってこと。あと、これを渡しとくよ。」

「なんだ?この袋。」


 中を確認すると、大きめの銀貨が10枚程度入っていた。


かねか?」

「大銀貨10枚だ、軍資金みたいなものだと思ってくれたらいいよ。」

「わかった、受け取らせてもらおう。」

「で、どうする?早速依頼を受けるかい?」


 そうだな、せっかくだし受けるか。

 依頼は・・ここから選べってか。

 尽が止まったその前の壁一面に何枚もの依頼の書かれた紙が貼ってあった。


 尽の目に"ピス討伐"と書かれた紙が止まった。

 これにするか。


 ──────────────●─────────────

 討伐対象 ピス

 納品部位 角

 契約金  銀貨2枚

 報酬金  大銀貨2枚

 期限   受注から3日後の0時

 ────────────────────────────


 紙をはがしてアリスに契約金を払う


「確かに。じゃあ報告待ってるよ。」


 尽はギルドを後にした





 早速狩りに出かけたいが、、、何の準備もないんだよな~。

 まずは・・・


「グ~~」


 この腹減りを何とかするか。

 あたりを見渡すと図ったかのように、「料理屋」というのが見えた。

 まずはあそこだな。



「いらっしゃいませ~」

「オオォ・・・」


 中に入るとまさしく弁当が、ガラス越しにずらりと並んでいた。

 サンドイッチ、焼きそばパンにつくね。見たこともないようなものまである。さすがに米はなかったが、、

 より取り見取り。目移りしてしまう。

 さんざん悩むだけで、腹の音がやみそうに無い。早く食べたい。

 無難にサンドイッチを買うことにした。


 何か足りないもの、、よし。次は武器屋だな。

 という訳で、武器屋に来た。

 様々な武器が置いてある。

 剣、斧、ハンマー、槍、杖、ナイフ etc,,,

 何にしようかな、、手持ちは大銀貨9枚と銀貨2枚。そこそこの武器は買えるな。

 無難なのは剣、槍あたりか。斧とかはたぶん無理だ。持てなさそう。


「いらっしゃいませー。何をお探しですか?」

「はい、自分に適した武器は何かなと。」

「なるほど。でしたら、戦闘スタイルを教えて頂けますか。」


 戦闘スタイルか・・・前世では、戦どころか、運動とは無縁だったからな。

 勝手がわからんな。となると、この質問だな。


「あんまり詳しくないんで、何かお勧めってありますか?」

「そうですねー。ここの人が使っているのはこの辺りですかね。」


 そう言って店員が指したのは、剣、槍の置いてある棚だった。


「特にこれなんかよく買われていますね。」

「ロングソードか。」


 やっぱりみんな、これが使いやすいんだろうな。

 じゃあ、これにするか。あと一本欲しいな、

 剣のコーナーを探していると、剣らしからぬ剣があった。


「なんだこれ?」

「それはー、そうそう掘り出し物ってやつです。切れ味はいいんですが、刃が片方にしかないんですよね。」


 そう、刀である。この世界にも刀があったとは。なんだか嬉しい気持ちになった。

 二本目は刀で決まりだな。


 ロングソードと刀を一本ずつ購入した



 これで準備は十分だな。ポーションの存在を途中、思い出したが、事件を思い出して用意するのはやめた。

 だが、万が一のために回復効果のあるハーブだけ購入した。

 なんで、ああなったのか未だにわからんのよな~。





 村をでて、森を抜けて広いところに出た。見渡す限り平原。

 時間はちょうど昼頃かな?

 実力を測るためにも、どんどん戦っていきたいところだが。


 そういえば、ステータスは見たが、スキルは確認してなかったな。

 ステータス画面を開く。


 スキルは、【思考現実化】【クイックダッシュ】か。

 一つずつ見ていこう。


 【思考現実化】

 意識して思考、想像すればある程度それを現実に適応させることができる。


 【クイックダッシュ】

 Agiを大きく消費して、一歩目から最速で動ける。


 Oh・・・何だこりゃ。思考現実化チートじゃね?

 チート過ぎてクイックダッシュがかすんで見える。

 それより、AGI消費ってどういうことだ?まさか、能力値って消耗品?

 気になるが、実戦はあとだ。バシップスキルは・・・


 【剛力】

 力1.2倍


 【超再生】

 LIFEの成長率を大幅に上げる


 【低下無効】

 MP以外の低下を無効化するかわりに状態異常にかかりやすくなる。


 【偽装】

 自分にかかわる物事をある程度偽装することができる


 なるほどな。よくわからん。剛力と偽装は分かる。問題は他二つだ。

 超再生。名前からして、再生能力が上がるんだろうな。

 LIFEってなんだろうな・・・

 次に、低下無効。事件の共犯者はこいつだった。いやーわかってよかった。

 なんか、謎の安心感があるな。

 でだ、MP以外ってつまり,ATK DEF MAG INT AGI LIFEの6つのステータスだよな。

 低下無効ってことは、やっぱ消費するのか。いやでも無効するから実質ノーコストでスキルが発動できるってことだな。その代わりに状態異常にかかりやすいなら、まあ割に合ってるのかな?



 さて、確認も済んだし。早速スキルの確認だ。

 まずはクイックダッシュ。


「こうかな?」


 思いっきり地面をける。



 ビュンッ



 うおおおい。

 秒速50メートル(体感)ってレベルだなこりゃ

 たのしい。

 っと、忘れずステータス確認だ。


 ───────────────

 AGI 20300

 ───────────────


 ん?地味に上がってない?

 尽がギルドで確認した時は確か20202だったはずだった。

 しかし何度見ても20300の数値しか見えない。

 まあ、上がって困ることはないか。次。


 妙にわくわくするな。さて、どうしようか。

 考えたことが現実になるなら、

 よし。

 尽は目を閉じてじっと想像した


「─────────ふう。」


 さて、結果はどうだろうか。

 脚に意識を集中させる。

 尽が足を一歩前に出す。



 トン・・・トン・・・



 おぉ・・ぉおおおおおキター

 何ということだろうか。尽は空を歩いていた。


「マジか!やったぜ。」


 ステータスのスキルを確認する。


【スキル】

 思考現実化 クイックダッシュ 空歩きnew!


 しっかりと、新しいスキルが追加されている。

 効果は、


 【空歩き】

 足場のない場所でもMAG消費で歩くことができる。


「おお」と、歓喜を上げるとともに、またも能力値消費だ。

 ステータスを見返すも


 ──────────

 MAG 15520

 ──────────


 やはり上がっている。

 消費無効=上昇・・な訳ないよな。

 少し不安になったが、それが全く気にならなくなるほど

 尽は興奮していた。


 すげえ、つぎは、何を追加しようかな。

 回復か?いや剣術取得とかもできそうだな、あとは・・・


 あ・・もしかして弱点もなくせるんじゃないか?

 あと、自分の身の回りとかにも影響が・・・


 尽の考えは止まらない。



書いてて楽しいです。ただ、書く時間がとりにくいね。

次回、どうしましょう?

次回は投稿できないかもしれません。

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