紙に流したら爆発
門を通り一直線に冒険者ギルドに向かった。
ワイワイ、ガヤガヤとすごい人の多さに圧巻。
「すごい人の多さだ」思わず声を出してしまった。
歩いていると剣を交差させる看板が見えてここかな?とドア越しに覗いてみると受付と奥の方に酒場がみえた。
ドアを押して入ると一瞬音がやんだがまたガヤガヤし出した。
受付の前に行き。
受付の女性に話掛けてみた。
「すいません。ギルド登録したいのですがここでいいですか?」
「はい。ここで大丈夫でよ。容姿に記載して下さい。」と紙を渡された。門番さんの言っていた事を思い出して
「あと、ステータスも確認したいのでお願いしてもいいですか?」と伝えてみた。
「では先に調べてみましょう。」と別の紙を手渡されて
「ここに魔力を流してみて下さい。」
やり方がわからずとりあえず全力で流してみた。ドッカーン!!紙が爆発した。
受付の女性が野太い声でギャーーーーーッ!!と叫んだ。
大丈夫ですか?と声を掛けようとしたら気がついたら後ろから首元に剣を当てられ。一言。
「動くな。」と言われた。
いつの間に剣と背後に!と思っていると
「だ、大丈夫です。爆発にビックリしただけですから。」と助け舟を出してくれた。
「ごく稀に燃えるとかはあるんですが爆発は初めてです。魔力を全力ではなく少し流すようにして下さい。」ともう一枚紙を渡された。
「あと流す前には少し距離を開けて下さい。」
と釘を刺された。
軽く思いながら紙を摘むと紙にボヤけるように文字がウネウネと動き出した。おっ今回は成功か!?