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魔道体系学の祖  作者: 五反田鐡ノ進
第1章 幼少期の思い出
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33.集団戦・後編

 

 次はいよいよセレスVSワルーイ軍団である。ワルーイ軍団はいやらしい笑みを浮かべてこちらを見ている。


「さぁ、オルフェ、見ていなさい!」


 じゃじゃ馬様は大変ご機嫌でございます。戦うことがどれだけ好きなのかいつもは見れない笑みを浮かべている。ちなみにセレスの武器はでっかい斧である。セレスよりも大きい。そんなものをどうしてその細腕で扱えるのかわからない。


「いつもそう笑っていればかわいいのになぁ。」

「こ、殺すぞ!!」


 顔を真っ赤にしながら物騒な言葉を吐く。かわいいとは言われ慣れてないのかもしれない。というか、聞こえないように言ったんだけどなぁ。オルフェは横でニヤニヤしていた。


「はじめっ!」

「卑怯者どもをぶっ倒せ!」


 ワルーイ達は先ほどと違い散開してそれぞれこちらを狙ってきた。後方に弓がいるのが厄介だ。


「なっ、私一人を狙いなさいよ!」


 とか何とかワルーイに向かって言うが、メイス使いが迫ってきたのでそちらを向く。僕の方には当然ワルーイが向かってくる。すぐ近くにいたオルフェが合流する。弓使いはオルフェに向かって攻撃している。まぁ、オルフェには当たらないのだが。


「次っ!」


 そんな声が聞こえたのでセレスの方を見ると、セレスの近くでメイス使いがうずくまっていた。走ってセレスがこちらに来る。セレスに向かって矢が放たれるが、背中に斧を向けて防いでいた。


「セレス、倒さないから早く来てくれ。」

「言われなくとも!」


 オルフェも僕も攻撃せずに避けたり逃げたりする。僕は魔力を使っているため、とてつもない勢いでワルーイから離れていった。


「くそ、また逃げるのか!ひきょ」


 後ろから斧で横薙ぎされてワルーイが吹き飛ぶ。セレスはあんな大きなものを運びながらもワルーイに追いつくという脚力を持ち合わせているらしい。決してワルーイは遅くないのにだ。


「次っ!」


 作業かのようである。吹き飛ばされたワルーイは痛みでのたうちまわっている。あの斧で殴られたくないなぁ。実戦であれば真っ二つであろう・・・。こわい。


「次っ!」


 そんなことを考えている間にハルバート使いはぶっ飛んでいた。もちろん痛みでのたうちまわっている。


「そこまで!弓ではこの猛攻を止められないだろう。それに怪我人を先に癒やさねばならん。」


 カーデンが止める。おそらく、あばらがイッちゃってるのだろう。吹き飛ばされた弓使い以外の3人は虫の息だ。下手したら死ぬ。


「手当てするので今日の授業は終わりだ。何もないものは帰れ。あと、セレスティアは残っておけ。」


 どうやら怒られるらしい。どんまい、セレス。



ワルーイさんマジ不憫・・・。セレスとオルフェだとオルフェの方が強いです。ちなみに、オルフェはすでにユース並みに強いです。思い出してください、まだ5歳です。

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