儀式(後編)
私の記憶が私を傷つける凶器に?
それほどなのか………?
そもそも、私の記憶は?
なぜ私は死んだのか?
『あー色々と考えているところ悪いんだけど、あらかた君の前世以外の説明をしちゃうね。
君は、死後日本の八百万の神に祝福を受けた。次に私のいる世界、または全くの知らない世界に存在全てに祝福、または加護、寵愛、親愛などをたわまった。
それにより君の存在は最高神の僕よりも強い力を持ってしまった。今はギリギリ、力を9歳まで封印してあげる。すぐ開放すると力に耐えきれず精神が崩壊してしまうからね。そしてその後に、君自身の記憶に自ら鍵をかけたんだ。
鍵は
【君が君を認めた時】
その意味をしっかりと知って、僕の世界をどうか楽しんでね?』
おぉう 結構やばいな…私!
神格化?的なものだろうか?
と言うか
「私は、イグザスの世界ではどんな扱いになるの?」
『君は、半人半神と言う扱いになるね。だいたい100年くらい過ごすと神になるよ頑張ってね!』
とても爽やかな笑顔でバカは言う。
「いやいやいや頑張りませんって、
100年とか生きられんでしょ!?」
『大丈夫大丈夫、12から20歳位には成長止まるし、不老不死だし?』
ワッツ?HU☆RO☆U☆HU☆SHI♪
だトォ!?ヘェ〜不老不死なんだ〜
で終わらないよ!?
『もしかしたら9歳あたりで成長止まるかもねー。ってことで、もう君を返さなくちゃいけないんだよー。はい、チョチョイってなー。』
軽いな!?あっ待て待て待て待て!?
「はぁ!?いきなり呼んでおいて、終わったら はいさようなら。ですか!?」
文句を言っている間に悲しくも私の足元が白く光り始めた。ふっ、諦めよう。私の人生ここまでだったんだ。
ふと、気づいたら目の前に銀髪と金の瞳の美しい青年がこちらを見ながら
涙を………流していた…。
「貴方は!?」
私が言うと、青年はびっくりしたような顔をして………幸せそうに微笑んだ。
バチンッ!!
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孤独な世界で神は祈る。
『どうか、あの少女が道行く先に幸福が溢れることを……………』
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目が覚めたら神官長がおどおどした様子でこちらを見ていた。
「姫様!大丈夫ですか!お怪我は!?
何かおかしいところは!?」
オイィ神官長?最初の態度は何処へやらなぜそんなにも心配をする?
「一応医師に見てもらってくださいね」
と、こちらを何か………そう!
神様を見るような目で見てくる。
「私の顔に何か付いておりますか?」
「い、いえ!貴方様の顔についているのはその美しい顔だけです!」
マジでどうしたんだ?
神官長がなぜアリア様!になっているわけはまた後ほど。
次回!ステータス確認!
多分_:(´ཀ`」 ∠):