王族との面会
王族は、ツンデレ、ヤンデレ、クーデレ、の宝庫でっす!(*´꒳`*)
その後も、さまざまな人達に話しかけられたがラーナさんが華麗にスルーしてくれた。 ザマァ!
「アリア様、これより陛下のもとへ参ります。きちんとご挨拶したのち、貴族の皆様にご挨拶をしてのご退場となります。
挨拶を考えておいてください」
「わかった」
そして、私はごつい扉の前にいた。
ラーナさん!これ、絶対1人で開けられないって!無理無理!い、一応聞いておこう。
「ここが、へいかのいらっしゃるところ?」
「えぇ、そうですわ。きちんと、ご挨拶をなさってくださいね」
と、ニンマリ笑う。ヒェ!?
ラーナさん!目が、目が笑ってないよ!
「は、はい!!!!」
ギイィィィイ!
そして扉は、開かれた。そして、ラーナさん扉を1人で開けた!マジパネェっす!
王の間は、赤い絨毯が敷かれてありその一番向こうに派手な椅子に座っている、国王様、王妃様、王子や王女がいる。 私は母親が側妃、あいつらは王妃の子だ。なので、私は、あいつらにいじめられていると言っても過言ではない。
私たちは、陛下の前まで歩き、跪いた。
「面をあげよ。」
「「はっ!」」
国王様の許しが出たので、私とラーナは顔を上げる。
そして、陛下の質問以外に答えたり、許しもなく話したら、不敬罪で牢屋行きとなる。 怖いな!
「久しいなアリア、ラーナよ。して、どれほどに喋れるようになったのか、試してみるか。…アリア、ちと、余と王妃に挨拶を申してみよ。」
ハハッこれで逆らったら、不敬罪で首とさようならだ。
「かしこまりました。
コホンッ!ほんじつは、わたくしをこのようなもよおしものに、しょうたいしてくださってまことにありがとうございます。わたくしは、アリアーナ=ファン=ユサワ=シルディアでございます。
どうか、おみしりおきを。」
淑女の礼を前世の知識を利用して、「おみしりおきを。」の後、顔を上げる瞬間にニコリと、笑顔までサービスした!
どうだ!完璧であろう!フハハハハハハハァ…?
ポカーン……………
なぜか皆さんが、私をポカーンとした目で見て来る。えっ!?えっ?私、なんか間違った?まじで?よし!離脱しよう!
「へいか、まことにしつれいながらわたくしは、これでしつれいさせていただいてもよろしいでしょうか?」
「あ、あぁ、下がれ。」
許しが出たので、さようなら〜!
「では、しつれいいたします。
ラーナ、まいりましょう。」
「はい…」
私がラーナを連れて王の間からでようとしたら…
「待てっ!」
王妃の隣にいた、第一王子?が待ったをかけた。
アリアが、挨拶した直後の陛下の心境
(せいぜい、こんにちはっ! くらいだと思っていたのに…こんなの聞いてねぇよ!)