魔法属性 【後編】
「アリア、お前は死んだことにする」
はぁ!?
ヘタレに言われた言葉を聞いたのは、今から1時間前ラーナさんと共に【王の間】
に行った時だった。
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『馳せ参じよ』と言われたのでラーナさんと【王の間】に行き、社交辞令の挨拶をしてから言われた言葉があれだ。
いちいち態度がムカつくんだよなぁ、
このおっさん。
なんと言うか、偉そうなのにビクビクしていると言うか?
あぁ!もう!イライラする。
「陰嚢ぶっちぎってやろか? ボソッ」
「ん?アリア、何か言ったか?」
「なんでもありませんわ。」
感がいいな。それより、
「『死んだことにする』とは、一体どう言う意味でしょうか?」
気になるのはそこさっ!
説明しておくんなぁ!ヘタレ!
「あぁ、それはお前が女神の加護持ち、さらに魔法適性はこの世の全てに、神しか持ち得ないという。《神属性》を持っているからだ。」
それはわかってる!
「そこになんの問題が?」
「王位継承権が低いお前が【加護持ち】で【神属性】持ちだったら、お前を王にという声も上がるやもしれん!もうこの国の王太子は決まったのだ。謀反を起こされでもしたらたまらん!
さらに、お前は優柔だと聞き及んであるからな。なんでも、今すぐにでも宮廷の文官になれるほどの頭脳だと聞いている。そのためだ。」
なるほどな!わたしったらぁ〜!
天才なんだからっ☆
……………………………………。
「それで、私は死んだ後はどうなるのでしょうか?」
ここが一番気になる。
「う、うむ。お前には、魔の森に住む魔女のところへ行ってもらう。」
「魔女、ですか…………………
わかりました。明日には行けるように」
「まだ待て!明日には精霊契約をするように手配してある。それからだ!」
うっわ!めんどくさ。
「わかりました。
では、失礼いたします。」
完全に空気だったラーナさんを連れて、私たちは退室した。
_______________________________________その後、王の間では
「良いのですか!陛下!せっかくな貴重な加護持ちを!魔の森に送らせるなど!死に行かせるようなものです!」
「良いのだ宰相。あれほどの力を持ちさらに秀才である、いずれあやつが王になるであろう。」
宰相と呼ばれた男は、悔しそうに歯噛みしながら続ける。
「ですがッ!加護持ちがいるというだけで他国への威嚇にもなるというのに」
「仕方があるまい、王妃も賛成してあるのだ。」
「………失礼いたします。」
ヘタレめが!と思いながらも臣下としての礼をしてその場から退室した。
次回からどんどん人が増えていきますよぉ〜!ψ(`∇´)ψワッショッイ!




