スキルトラップ
どうも、binnです。
寝違えて首が痛いですが頑張って書き続けます。
それでは第1章第13話!お楽しみください!
『主、ダンジョン準備期間も残すところあと4ヶ月となりました、ダンジョン開放までにダンジョンをできる限り拡げましょう』
「ヘイ、コアさん。今思ったんだがダンジョン準備期間が終わったらダンジョンは拡げられなくなるのか?」
『いいえ、ダンジョン準備期間が終了してもダンジョンを拡げることは出来ます、そもそもダンジョン準備期間とは主がダンジョンマスターになってすぐ殺されないようにする為の神が創り出した時間です』
「えーと、つまり、ダンジョンマスターになってすぐに殺された奴がいたと言う事ですか?」
『その通りです、今から約400年程前に人類どもによって行われたダンジョン狩りで、私たちの祖先である3桁台のコア達が大量に殺されました』
『そこで神はこう考えました、このままでは世界の均等が壊れてしまう、ダンジョンをどうにかして生き伸ばさねば』
『そうして出来たのがダンジョン準備期間です』
「へー、そうなんだ、知らんかった」
「あと一つ質問、理事委員って知ってる?」
『………理事委員……ですか…』
『私は聞いたことがありませんね』
「あ、そうか、なら良いんだ」
『…主…一体どこでその話を?』
「いや、俺がダンジョンマスターになった時だったかな、頭の中にそんな感じの声が聞こえてさ、あれ?もしかしたら理事会だったかも…」
『そうでしたか』
『わからないならわからないで良いじゃないですか、わからない事よりもダンジョンを生成する方が大事ですよ』
「そうだな、んじゃ何するか」
『それではスキルトラップなどはどうでしょう』
「スキルトラップだとぅ!どんなのだ?」
『文字通りダンジョンマスターが持つスキルを罠としてそこに置くことが可能になります』
「すげぇ!けど、これを使えば何が出来る?」
『それなら冒険者達が戦っているスライムが逆転世界によって強くなったら相手も困惑するでしょう』
「なるほど、流石コア、頭が良いな」
「ん?でもそうしたらスライム達がグラトニーレベルまで強くなってしまんじゃ?」
『確かにそうですね………あ、主の逆転世界のLvはいくつでしょうか?』
「ちょっと待ってくれ、ステータス」
名前 無しLv1
種族 ダンジョンマスター
体力420
魔力500
攻撃力210
防御力170
俊敏性140
知性170
取得スキル
【逆転世界】Lv10
【鑑定】Lv10
【異世界言語】Lv10
【基本性能上昇】Lv10
【迷宮生成】Lv10
【音波砲】Lv4
【体力上昇】Lv1
【筋力一時的強化】Lv2
【押し潰す】Lv4
称号
【異世界人】
・鑑定・異世界言語
【女神の加護】
・基本性能上昇
【迷宮主】
・迷宮生成
【人間卒業】
「まだレベルが一つも上がってないじゃないか!全く誰のステータスなんだこれは!」
『主のステータスでしょう!』
「そうでした」
『ダンジョンに引きこもっているから当たり前なんですけどね、あれ?でもゴブリンを倒してませんでしたっけ?』
「あぁ、倒したけどさ、【押し潰す】っていうスキルは敵を倒しても経験値を落とさないんだ」
『まぁ、なんて使えないスキル、何で取ったんですか?』
「暇だったんだよ」
『さてと、関係ない話は置いておきましょう』
「そだな、で、逆転世界のLvは10だったぜ」
『Lv10なら問題ありません』
「そうなのか?なんでだ?」
『スキルトラップはスキル所有者のLvに応じてLvが変えられるんです』
「どう言うことだ?」
『つまり、スキルの逆転世界がLv7なら、スキルトラップの逆転世界はLvが1〜7まで選べるのです』
「えーと、スキルのLvが10ならスキルトラップはLv1〜Lv10の間の強さで設置できるってことか?」
『まぁ、そんな感じですかね』
「よし、とりあえず1階層のスライム天国にでも置いとくか」
『他の階層にも置いといてくださいよ』
「あぁ、そうだった」
「それじゃあ、迷宮生成」
迷宮生成
・通路
・部屋
・罠
モンスター
・通常
・ボス
・ユニーク
その他
・コアルーム改造
・実績
所持DP8430
「スキルトラップは罠だよな」
『名前から察してくださいよ』
「そっすね、すいませんでした」
『それではどこに仕掛けましょうか』
「うーん、そうだなぁ」
「ここで良いんじゃないか?」
『そこは…確か、主がいつの間にか作ったスライム用の通路ですね』
「そうだ、ここなら人間も入らないしスライムしか使えないからな」
『良い考えです、それでは設置しましょう』
「一応全階層に作ってあるからな、このスライム用通路」
『そんなに作ってたんですか』
「スライム達が楽に戦えるようにしたんだよ」
『なるほど、それでは主、逆転世界をスキルトラップで設置してください』
「了解、Lvは幾つに設定するか」
『んー、Lv2位で良いんじゃないでしょうか』
「そうだな、Lv10でグラトニーレベルだからなぁ」
「そんぐらいで丁度良いか」
『設定も決まりましたし早速設置しましょう』
「これでスライムが冒険者にやられることも無くなるな」
『そうですね、冒険者達はスライムがこんなに強いとは思わないでしょう』
「あ、そう言えば俺のグラトニーはどこに行ったんだろう」
『さぁ?もうそろそろ戻ってきても良い頃でしょう』
スキルトラップ、ついに逆転世界がダンジョン内部に使われ始めましたね。
一体どうなるスライムダンジョン?
果たしてどう出る聖騎士団?
それはこの小説を引き続きみてくださればわかると思います、それではみなさん、今後もご視聴お願いします。