突然の死ッ‼︎
初投稿ですが、今後よろしくお願いします。
大体一週間に一回は投稿していきたいです。
突然だが俺は今、宙を舞っている。
…………………。
何言ってるんだとか思っているだろうが、俺も突然の事でワケがわからない。
周りのものが全てゆっくりと見えているんだ。始めは俺がおかしくなったと思ったのだが、全然違った。
どうやら俺は引かれたらしい、それもどデカイトラックにだ。
ラノベやらネット小説好きの俺からしたら、転生するかもっていう期待をちょっぴりしている。
普通の人は死にたくないとか思うんだろうが、俺は正直今の生活に飽きているから、そんなことはどうでもいい。
毎日会社へ行き、仕事をして、帰って寝て会社へ行く、まさに無限ループだ。この無限ループから脱出をするには、無職か死ぬかだ。
おっと、そろそろ道路に激突するようだ。さて、俺は死んで転生できるだろうか?
『……い』
ん………何処からか女の子の声が聞こえる気がする……
『お……い』
『きこ…て……か?』
やめてくれ………俺は猛烈に眠いんだよ……
『お…て…ださ…』
『た…き…すよ?』
『い…んで…か?』
『それ…ゃあいきま……よ!』
『起きてください!』
その声と共に俺の頬に痛みが走り、目が覚めた。
『あっ、やっと起きましたね』
声がする方に顔を向けると、10歳ちょっとの子供がいた。えっ…?何これ、なんで俺女の子にビンタされたの?
『なかなか起きてくれないから、良いかなーって』
一体何様なんだこの子は初対面の大人をビンタとか、しかし服装といい外見といい、人では無いような、まるで西洋人形のような人間とは別の美しさを感じる。
『何様って、決まっているじゃないですか。女神様ですよ、めーがーみーさーま』
この子は何を言っているのだろうか、女神?間違って殺してしまったからスキル渡して転生させますってか?
『おぉ、物わかりの早い人は嫌いじゃないですよ。その通り、貴方は死んでしまいましたので我々からお詫びのしるしに、貴方にスキルを一つ差し上げましょう』
えっ、マジで?マジでスキルくれるの?転生しちゃう系?えっ、最高じゃね?
『あぁ、でも転生というよりは転移ですね、でも少しは若返ってるから安心してくださいね』
なるほど把握した、それで肝心のスキルはよ!
『まあまあ落ち着いてください、それじゃあ貴方にはこの本の中から好きなスキルを選んで貰いましょう』
そう言って女神が取り出したのは、何ページあるんだと思う程分厚く、鈍器と言われてもわかってしまうような本だった。この中からかぁ、全部見るのに結構時間が掛かりそうだな。
『選べるのは一つだけですから、慎重に選んでくださいね』
さて、女神に忠告されたところで、スキル漁りの始まりだ。
おっ、これなんかどうだ?経験値倍増か…いやこれも良いな、空間倉庫ねぇ…こっちも良いな、魔導図書館…どれも良いスキルばかりだな。
ん?…一つだけ世界とついているスキルがあるな、これは面白そうだ、逆転世界か…良し、コレにしよう。
『お、それにするのですか?』
おうよ!スキルも決まったことだしさっさと連れて行ってくれよ!
『わかった、因みに貴方の基礎性能は向こうの世界の人より少し高いですので、安心してください』
『それでは、良い異世界生活を楽しんでくださいね』
女神がそう言うと目の前が真っ暗になり数秒の浮遊感を感じた…
さぁ、俺の異世界ライフの始まりだ!
見てくださりありがとうございます。
今後はより長い文章を書いていきたいと思います。