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紅い絆  作者: もやしぃ
6/10

化け物

彼女がメイドになって一週間がたっていた。今日もいつもの朝の掃除を終わらせるとお嬢様の朝食を作る、そしてお嬢様をお越しに行くのだ。

少女は驚くほどの回復力を見せた。あれだけの怪我だったのに3日で治ったのだ。治って良かったと思うと同時に少女にある疑問が浮かんだ。

(この回復力は吸血鬼(ヴァンパイア)しかあり得ないと)

そして確証もえている吸血鬼が嫌いだとするニンニクなどの料理をだすととたんに嫌そうに眉をひそめていたこと血がついたままの半焼きの肉をだすと喜んで食べていたこと。そして自分は処女だから

いつ襲われるかわからないと早々にこの屋敷を出ることにしたのだ。だが、彼女はまだ知らないここに自分を受け入れてくれる自分がいることを。彼女はまだ知らない後に後悔することになることを。

暗い闇の中を一人の影疾走する、その事前に調べてあった場所から金品を盗る

「これで全部かな・・・少しは残していこう」

(助けてもらったのに恩知らずだな私は、でも生きてここから出るためには)

そしてここのメイドだった彼女は振り向き

「さようなら、そしてごめんなさい」

彼女はそう呟き森にきえて行った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「うぅん、」

少女目を覚ました。

「あ、あれ?」

ベッドで一緒に寝ていた彼女がいないことにきずく。

「トイレかな?」

そう思って部屋中を探したがいない

「お、おかしいなぁ」

とある部屋に入る、そこは金品を置いてあった部屋だ

「あ、」

つい漏らしたその声には悲しみの色が混ざっていた。

そう、少女は理解していたのだ彼女が何をしようとしていたか、でも実際に起きると理解だけではままならない感情がわく

「そう、だよね化け物の私は誰とも暮らせないよね」

少女は気づいていたのだ彼女が、メイドさんが吸血鬼かどうか試そうとしていたことをでも隠そうとしなかったのは彼女に受け入れてほしかったからだ。でもそんなのは無理だ。吸血鬼と暮らせと言われれば誰だって嫌だろう、いつ襲われるかわからないのだから。だけど、

わかりきっていたことでも悲しいのはなぜ?

でも

「せめてお礼言わなくちゃ」

少女は森に繰り出す

はじめての大切な人とを探して

お礼を言うために

「ハァァァァ!」

ガキンッ!

金属のあたる音がする

「なんなのよこいつは!」

彼女が相手にしていたものそれは、蜘蛛のような魔物だった。足や身体が鉄よりも固く削ることが出来ない。現に彼女のナイフは刃がかけて使い物にならなくなっている。

「くっ!」

「ブォォォン」

魔物が繰り出した攻撃をどうにかかわすが、風圧で飛ばされてしまう。

「げほっげほっ、」

(くそ、せっかく金品盗ってこれから静かに暮らそうっていうのに!)

「ブォォォン」

「し、まっ、」

「ドゴォォォォン」

「カハッ、、!!」

(ここで終わり、か。いいことなかったなぁ)

これから来る衝撃と痛みに覚悟を決めて目を閉じた、

(さようなら私)

「ッッッぅ、」

(あれ?)

来るはずの衝撃と痛みが来ないことを不審に思いつつ目を開けるとそこには、

胸を貫かれた少女がいた。

「なっ」

「よか、った」

そう言うと少女は崩れ落ちた。貫かれた胸からは血がドクドクと流れ出している。

ふと彼女が魔物を見ると少女の血を舐めていた。どうやらこっちまでは気が回っていないようだ。

「ッッ~~、」

彼女は少女抱え認識を能力で消し魔物から遠ざかった。普段の彼女からすればあり得ないことなのだが何を思ったのか彼女は少女抱えて逃げ出した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

森の広場

「死ぬんですか?」

「・・・」

少女は答えない、それもそのはず彼女の胸からは血がいまだに流れ出している。

「何で庇ったんですか?」

「夢、をかなえてくれた、から」

少女が小さく呟いた。

「は?」

「私は産まれてからずっと暗い窓のないところで暮らしてました。別にそれが嫌だったわけではないんです。でも、ジッケンっていう時間が来ると男の人たちが来て私を連れていくんです。そして台に乗せられて腕とかお腹に鋭い棒のようなものを刺して笑うんです。(どうだクソヴァンパイア)って」

「ッ~~」

「そうですよね、こんな化け物といても怖いだけですよね。私はただ」

・・・・仲良くしたいだけなのに

「え?」

「いいんですよ当然ですから、私は化け物でそれ以上でもそれ以下でもないから、」

少女は血が流れる胸を押さえながら近づきこう言った

「夢をかなえてくれてありがとう」

「私はあなたのことが好きですよ。化け物なんかじゃないです」

「なっ、に、」

少女はそう言って手を握った。何故だか暖かくなってる感じがした

「寝言で言ってましたからあなたが私は化け物じゃな言って。」

彼女の心のなかに何かが灯る

「だっ、てあなたは、私の大切な人ですから」

そう言って少女は力なく地面に倒れた

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