異端と吸血鬼
「ううっ」
彼女が目を覚ますとそこは部屋の中のようだ。痛むからだに鞭をうち周囲を見回すとどうやらけっこう大きな屋敷の中、それも寝室のようだ。
「捕まってしまいましたか」
彼女の声からは落胆の色も恐怖も感じられない。それもそのはずだ彼女はもう生きることを諦めていたのだから。
「どうせなら最後のあがきといきますか」
そう呟くと彼女は部屋の片隅に置いてあった花瓶手にし扉の前まできた、そして能力を使い気配を完全に消した。
(このくらい大きければ家の主もどうせクゾブタのはず)
どうやら彼女の中では家大きい=クゾブタのようだ。
コツコツコツコツ
廊下から足音が聞こえてきた、どうやらこの家の人間がきたようだ
「誰でもいいからみちずれにさせてもらうわ、よ!」
扉が開いたその瞬間を狙って彼女は花瓶を降り下ろした、
、
、
はずだった。扉のその先には銀色の髪をした美しい少女がいたからだ。一瞬その動きを止めてしまい中途半端に降り下ろした花瓶は少女の頭部に当たり、
「ゴッ!」
「バリィィンン!」
「ウグッ、」
少女の頭部から赤い花を咲かせた。
中途半端に降り下ろされたため即死ではなかったが大怪我なのは確実だ。少女はそれでもフラフラと立ち上がり彼女から逃げるように怯えるように
「ご、ごめんな、さい」
震えながらそう言った。
彼女は何を言われたのか最初は理解出来なかった自分が殺そうてして大怪我を負わせたのに何故に謝られてるのかと、しかし彼女がそう考えているうちに少女はフラフラとおぼつかない足どりで出て行こうとして倒れた。あわてて彼女が駆け寄ると少女は小さい消えそうな声で
「こ、ここに夕、し食置いてある。た、たべてください」
と
そのまま少女ぐったりとして動かなくなってしまった。
彼女とりあえず少女に応急措置をし自分が寝ていたベッドに少女をそっと寝かせた。彼女は自分がしてしまった過ちを悔いた。
「彼女が回復するまではメイドとして雇って貰いましょうか」
いくら彼女でも自分がしてしまったことについては責任を取らないとと思うくらいの心はあった。
、
、
、
「うぅん、」
ベッドで寝ていた少女が目を覚ました。少女は彼女を目にいれるなり距離をとろうとした、が頭まだ痛むらしくあまり動けないでいた
「先ほどは申し訳ありません。私はある事情で追われていまして捕まってしまったのかと思い攻撃してしまいました。本当に申し訳ありませんでした。」
彼女はびっくりしたようすで小さく
「だ、大丈夫です」
と答えた、
(まぁ、これで印象は悪くないはずね)
「ところで御聞きしたいのですがあなたがこの家の主ですか?」
少女は首をふってコクコクと頷いた。
(ふーんならこの子にさえ許可が取れればこの家を自由に行き来できそうね)
「お詫びにとわ言いませんが私はメイドの経験があるのでしばらくでいいので雇ってもらえませんか?」
そう言うと少女は泣きそうな顔をしながらいいんですか?と聞いてきたので勿論ですと言うと、喜びながら
「お願いします!」
と言った
(だ、大丈夫かな?この子、普通は追われている私は雇わないのに)
「では宜しくお願いしますお嬢様」
と言うと少女は満面の笑みを浮かべた