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DUO  作者: 一狼
第10章 運命分岐
51/81

50.その訪問は真実への誘い

 日が昇り始めた頃、ザックは仮のクランホームの前にて体をほぐす。

 異世界人であるザックは帰魂覚醒により天と地を支える世界(エンジェリンワールド)に来たのだが、異世界(テラサード)との時間の流れが違う為、このように夜が明ける時間に来ることになってしまった。


 もう暫くすれば他のクランメンバーもボチボチ起き始めるころだろう。

 それまで鍛錬でもしようと剣を持って準備運動をする。

 前のクランホームだと簡単な鍛錬を行う中庭みたいなものがあったのだが、仮のクランホームにはそんなものは無くザックは道路に面した入口の前で準備運動を終え剣を振る。


 クラン『月下』はA級クランと言われており、クランメンバーもS級冒険者の美刃を筆頭にA級やB級と言った実力者がそろったA級以上のA級クランだ。


 そのクランに入団することが出来たザックは幸運と言えたが、今のザックの実力だと『月下』のクランメンバーを名乗るのには少々冒険者レベルが低いと自覚していた。

 その為、少しでも実力を上げようとこうして剣を振る。


 無心になって剣を振り続け、気が付けば朝日が辺り一面を照らして温まった空気で包み込む。

 そんなザックの隣にはいつの間に起きて来たのか、同期のサラフィが黙って見ていた。


「おはよう。何時から見ていたんだ?」


「おはよ。ザックが剣を振り始めるころからかな?」


「何だよ。最初っから見てたのかよ。声くらい掛けろよな」


「ふふ、邪魔しちゃ悪いと思ってね」


「まぁいいや。それで、今日も復興の手伝いがメインか?」


「そうね。デュオさんやピノさんは積極的にギルドの復興クエストを受けなさいって」


「俺としては魔物退治や遺跡探索とか行きたいんだが・・・こればかりは仕方ねえか。

 見慣れた町が壊れたままってのは気持ちがいいものじゃないからな」


「やっぱり異世界人でもそう思うの?」


「そりゃあそうさ。俺はここ――天と地を支える世界(エンジェリンワールド)の本当の住人じゃないけど、第二の故郷として生きているつもりだしな」


「そっか。じゃあその第二の故郷をしっかり復興しないとね」


 そう言ってサラフィはザックが一段落したのを見計らってタオルと飲み物を差し出した。


「お、サンキュ」


 ザックは素直に受け取り汗を拭いて差し出された飲み物を一気に飲み干す。


 通りにはちらほらと人が溢れ始めているのが見て取れた。

 そんな人が溢れ始めた通りから1人の老人が真っ直ぐにザックたちの方へと向かってくる。


「・・・え? あれって・・・」


 その老人に気が付いたサラフィが驚き呟いていた。

 サラフィの呟きを聞いたザックも老人に気が付きそちらを見る。

 筋骨隆々の大柄で真っ白な髪や髭を蓄えた老人だった。

 革鎧に身を包み、背中には剣を、腕には盾を備えていた。見るからに冒険者だ。


「おはよう。朝から精が出るの。若者はそうでなくては」


「おはよう。爺さんうちになんか用か?」


「ああ、美刃に会いに来たんだが居るかのう?」


 美刃の名前を出されザックは眉をひそめる。

 S級冒険者である美刃を倒し名を上げようとする冒険者も居れば、逆に取り入ろうと上から目線の不遜な貴族冒険者(バカ)や賄賂や袖の下と言った小悪党のような悪徳冒険者(バカ)が居たりする。

 ザックもそう言った冒険者を何度か見ており、この老人もその類ではないかと疑ったのだ。


 見たところこの老人もかなりの実力者なのだろう。ザックは美刃への挑戦者ではないかと判断し、丁重にお断りしようとした。

 ザックと同じで異世界人である美刃は天と地を支える世界(エンジェリンワールド)には居ることが少ない。その上こういった輩をいちいち相手していたら美刃の時間的にもキリがないのだ。


「爺さん、あんたかなりやるみたいだが美刃さんには敵わないぜ。あの人の強さは別格だよ、別格。悪いけど出直してきた方がいいと思うな。

 それに美刃さんはここんとこいろいろ忙しいみたいだから相手している暇は無いと思うぜ」


 それに美刃はデュオとウィルと一緒に遠出すると言う話だ。

 そう言った雑事に構っている暇は無いと遠慮なしにバッサリと老人の要件を切り捨てる。


「ほう?」


 怒るであろうと思ったザックは逆に面白そうにこちらを見ている老人に困惑した。

 その隣ではサラフィが顔を青褪め狼狽えていたのには気が付かない。


「儂が敵わないとな。儂に対抗できる唯一の者じゃからあながち間違ってはおらんじゃろうが・・・そうまで言われると試してみたくなるのう」


「爺さん・・・美刃さんが唯一対抗できるって・・・幾らなんでも吹かしすぎだぜ」


 流石にこれ以上はマズイとサラフィは慌ててザックの袖を握り引っ張りながら言う。


「ザック! ザック! この人! 『古強者(オールドマスター)』の謎のジジイよ! 美刃さんと同じS級の!」


「・・・は?」


 ザックは必死になっているサラフィの顔を見て目の前の老人――謎のジジイの顔を見る。


「サラフィ、何をバカな事を言っているんだ? 幾ら老人だからって謎のジジイはないだろうよ」


 ザックも美刃と同じS級冒険者の謎のジジイの事は知っている。

 知っているが、まさか目の前の老人がそうだとは信じられなかった。

 だが、今にも泣きそうになっているサラフィの顔を見てまた謎のジジイの顔を見る。


「・・・え? マジで?」


「マジマジ。儂が謎のジジイじゃ」


 ザックは一気に血の気が引くのが分かった。

 知らずとは言え、ザックの対応は謎のジジイを蔑ろにするものだった。

 表面上は面白がってニヤリとしているが、内心は怒り狂っているのかもしれない。今の笑みだって怒りから来るものかもしれないのだ。


「何を騒いでいるの?」


 と、そこへ何事かと気になってデュオが様子を見に来た。

 そして謎のジジイの顔を見て驚く。


「お爺ちゃん!?」


「デュオ、この間ぶりじゃの」


 デュオの叫び声を聞いてザックは更に顔を青くする。

 どういう訳か何故か謎のジジイとデュオが顔見知りだった事に自分の人生は終わったと後悔の念により燃え尽きていた。




◇ ◆ ◇ ◆ ◇



「・・・ん、ジージー・・・? 生きて、たの・・・?」


「恥を晒しつつも、今日(こんにち)まで生きながらえておるよ」


 美刃にしては珍しく、謎のジジイを見た瞬間には動揺し驚愕の表情を露わにしていた。

 そんな美刃の様子を懐かしそうに、また面白そうに見ていた謎のジジイは苦笑交じりに言葉を紡ぐ。


「あれ? お爺ちゃんと美刃さんって・・・知り合いだったの?」


 クランホームの玄関先で騒いでいた謎のジジイ達を見つけたデュオは、取り敢えず中へ入れて話を聞くことにした。

 聞けば美刃に会いに来たと言うので会わせたのだが、どうやら2人は知り合いだと言う事が判明しデュオは少し驚いていた。


 デュオの記憶によれば2人ともS級冒険者と言う共通点以外は接点は無いはずだ。

 美刃に関しては美刃が異世界(テラサード)から来てからの付き合いで、ほぼずっと一緒に行動をしていた。

 一方、謎のジジイは小さい頃助けてもらってからの付き合いだが、時折ふらっと現れるくらいで中々会うことは無い。


 自分の知らないところで知り合っていたのかとも思ったが、それにしては2人の様子からそんな感じは見受けられない。

 美刃は謎のジジイが生きていたこと自体に驚いているし、謎のジジイは遠く懐かしむ感じが見える。


「まぁの。かれこれ100年以上の前の知り合いじゃ」


「はぁ? 爺さん、遂にボケたか? 美刃さんは異世界人だぜ」


 一緒に同席していたウィルからそれは幾らなんでもあり得ないだろうと突っ込まれる。

 ウィルの言う通り、美刃は異世界人で女神アリスの力によって天と地を支える世界(エンジェリンワールド)に来れるようになったのは3年前なのだ。

 明らかに計算が合わない。


「そうじゃったな。まぁ100年も会って無いようなほどの昔の知り合いじゃよ」


 肝心の2人の接点を言っていないのだが、デュオは敢えてそれを聞かなかった。

 どうもデュオの疑問など些細な事のようなただならぬ関係を感じたからだ。


「・・・ん、今さらだけど謝らせて。私たちは貴方には重荷を負わせた。自分たちの為だけに――」


「待った。それに関しては仕方ない事じゃ。儂も納得・・・してはおらんかったのう、当時は。まぁ若かったと言う事じゃ。

 あの時のあれはどうしようもなかったわい。儂の運が悪かっただけに過ぎん。じゃからこれ以上お主らが責を背負う必要はない」


「・・・ん、でも、貴方の体は、もう・・・」


「まぁ、それはそうじゃろうな。じゃが心配するな。今の儂は完全にこの世界の住人じゃ。じゃからそう言う事じゃよ」


「・・・・・・ん、分かった」


 懐かしい喜びの再会とはならず重苦しい雰囲気を醸し出していた2人だったが、取り敢えず2人の間にあったわだかまりは解消したようだ。

 そして少し和やかなになった空気も束の間、美刃は気を引き締めて謎のジジイに会いに来た理由を尋ねる。


「・・・ん、他にも色々聞きたいことがあるけど、まずは今日私に会いに来た理由を聞いても?」


「手を貸して欲しい。儂の手には余る事があっての、流石に儂1人じゃ捌ききれん」


「・・・ん、内容を聞いても?」


「ある人物の護衛じゃ。その者は狙われておる。今まで儂が隠して来たんじゃが遂に見つかってしまっての。

 美刃、お主に手を貸してもらっても勝てるかどうかわからんが迎撃する為にも力を貸して欲しい」


 謎のジジイの真剣な頼みごとに、美刃は少し思案して口を開こうとしたところにデュオやウィルに遮られる。


「ちょっと待ってよ! S級のお爺ちゃんが手に余るって・・・どれだけの相手なのよ!?」


「ってか、美刃さんや爺さんのS級が2人居て勝てないってありえないだろう!?」


「じゃが事実なんだからしょうがないじゃろう」


 子供のように拗ねる謎のジジイ。

 だがデュオとウィルはこの2人が敵わぬ相手など想像できなかった。


「・・・ん、襲ってくる相手は?」


「王じゃ。それも世界を総べる、かつてのあの時の王じゃ」


「・・・っ! ん、そうなのね。『彼ら』が遂に動いたのね。分かった。手を貸すわ」


「そう言ってもらえると助かる。そう・・・『奴ら』が動き出した。お主もそれに薄々気が付いておるからここに居るんじゃろう。

 他の者に連絡を付けようにも付けようがないからのう。その点お主は分かりやすくて助かったわい」


 謎のジジイが護衛の協力を頼み、美刃がそれを了承してしまった。

 それに慌てたのはウィルだ。


「待て待て待て! 2人が敵わない相手とか王とかわけ分かんないし物凄く大事な事なのかもしれないが、美刃さんは俺達と竜の里に行くんじゃなかったのかよ!?」


「・・・ん、ゴメン。でもこれは譲れない。これは私の・・・私たちのけじめの戦いでもあるから。

 それに、私もまったくの無関係じゃないの。これには私の姪の命も掛かってるから」


 異世界人である美刃の姪は同じく異世界人であるはずだ。それが何故ここでその話が出てくるのだろう。

 そう疑問に思ったが、それよりもウィルにとってはデュオの望みが遠ざかることに憤りを覚えた。

 ここまで準備しておいてそれは無いだろうと。


 だが、デュオの取った反応は全くの正反対だった。


「美刃さん。お爺ちゃん。分かった。その護衛の依頼、美刃さんが受けてもいいわ」


「デュオ!?」


 デュオを思ってのことだったのが、まさかの護衛依頼の賛成にウィルは驚く。

 そんなウィルを余所にデュオは言葉を続ける。


「但し条件があるわ。あたしも一緒に護衛の依頼を受けさせて」


 これには美刃も謎のジジイも呆気に取られた。

 2人が敵わないと称している敵に自ら進んで挑もうとは。


「デュオ、分かっておるのか? 儂らが2人がかりでも倒せない奴が相手なのじゃぞ?」


「・・・ん、幾らデュオでも無謀すぎる」


 どうにか2人はデュオを宥めようと説得をするが、どうやらデュオの覚悟は決まっていたようだ。


「相手は『彼ら』の手先なんでしょう? だったらあたしがここで引くわけにもいかないわ」


 何故なら2人の相手をする者の裏側には『彼ら』がいたからだ。


「デュオ・・・お主、クオの復讐をまだ諦めておらんかったのか・・・」


 謎のジジイはここで自分が口を滑らせると言う失態を犯した事に気が付いた。


「お爺ちゃん、勘違いしないで。もう復讐なんて考えてないわよ。ただ・・・あたし達を舐めた『彼ら』に思い知らせてやりたいのよ。誰に喧嘩を売ったか教えてあげるって」


「あ? ああっ! 美刃さん達の相手って、デュオが前に言っていた九尾の狐の黒幕か!

 クオが居なくなってしまった原因の!」


 そこでようやくデュオが謎のジジイの依頼を受けた理由に気が付いたウィル。

 それならばと、ウィルには反対する理由は無い。

 今回の竜の里へ行く理由は元々『彼ら』へ繋がる手掛かりを手に入れる為だったのだ。


 それに、ウィルも思うところが全くないわけではない。

 クオはデュオに母親として慕っていたが、他のクランメンバーにも懐かなかったわけじゃない。

 寧ろクランメンバーの方がクオに溺愛していた。

 それを奪った黒幕の『彼ら』は許せるものではなかった。


「なぁ、だったら俺も連れて行ってもらおうか。俺も一泡吹かせたいからな」


「はぁ・・・分かっておるのか? お主らが思っている以上にヤバい相手なんじゃぞ」


 謎のジジイは相手が相手なので出来れば連れて行きたくは無かった。

 それ以前に『彼ら』には出来るだけ関わらない様にと情報を一切明かさなかったのだが、デュオがそれを素直に受け入れる性格じゃなかったのを今更ながらに実感した。


「そんなことは百も承知よ」


「デュオだけを行かせて俺だけが知らんぷりできるかよ」


 そんな2人を黙って見ていた美刃は仕方ないとばかりに諦めの表情を見せる。


「・・・ん、この2人なら自分のみくらい守れると思うわ。それに伊達に私のクランの幹部じゃないわ」


「美刃さん・・・!」


「流石クランマスター。話が分かるじゃん」


「美刃・・・お主、まさかとは思うがこの時の為にデュオらを育ててきた訳じゃあるまいな?」


 謎のジジイには目的がある。100年も前にある男から頼まれた事を遂行するための。

 普通であれば理解できないし、進んでやろうとも思えないものだ。

 だが謎のジジイはその男からの依頼を受けた。それは謎のジジイの贖罪でもあり、復讐でもあったからだ。


 そしてそれにデュオを関わらせるつもりは更々無かった。


 デュオが小さい時から才能があるのを知っているだけに、名を馳せる冒険者になるのは分かっていた。

 それこそ謎のジジイの目的の手駒とすればかなりの進捗が見込めるだろう。


 だが謎のジジイはそれをしなかった。

 デュオの小さい時のことを知っている上に、傍に居なかったとは言え幼いころから成長するのを見ていただけに孫同然に扱っていたからだ。


 デュオには世界の真実を知るよりも日の浴びる表の世界で活躍して欲しかったのだ。


「・・・ん、それは誤解よ。私が彼女と一緒に行動したのは本当に偶然。クランに至っては元々作るつもりは無かったし」


 謎のジジイの鋭い視線を美刃は真っ直ぐに受け止める。

 周囲の空気が鋭くなるのを感じたデュオとウィルは黙って成り行きを見守っていた。


「・・・分かった。お主の言う事を信じよう。とは言え、じゃから2人を連れて行けと言うのは・・・」


「・・・ん、爺バカ。らしくも無く、子煩悩にでも目覚めたの? 過保護も度を過ぎれば彼女の成長の足を引っ張る事になるわよ」


「誰が爺バカじゃわい! 100年歳を取れば誰だって子供が可愛くなるわ!

 はぁ~~~~~~~・・・・・・分かった。2人の同行を許可しよう。じゃが、儂らの命令は絶対聞くように。これが守られないのであれば同行は認められん」


 謎のジジイの真剣な言葉にデュオとウィルの2人は頷く。


「早速じゃが、今から護衛の者の所へ向かうぞ。準備は1時間でせい」


 話は纏まった。ならば後は行動するのみ。

 謎のジジイとしては直ぐに向かうつもりでいたが、流石に何の準備も無しにデュオ達を連れてはいけない。

 かと言って1時間では碌に準備も出来ないだろう。逆に1時間で準備できなければそれを理由に置いて行くのもありだ。

 と思っていたのだが・・・


「あ、その必要はないわよ。元々今日これから竜の里へ向かうつもりだったから、準備は既に整っているわ」


「そうか。ならばすぐに向かうぞ」


 そんな謎のジジイの目論見は脆くも直ぐに消え去った。


(そう言えば竜の里へ行く準備をしておったと言っておったのう・・・)


「それで、爺さん。行き先は何処になるんだ?」


 そう言えばと、ウィルは今更ながらに今回の護衛の詳細を聞いていない事を思い出す。

 あまりにも謎のジジイと美刃のやり取りが抽象的、且つお互いだけに通じる言語だけだったからだ。


 デュオもそれに気が付き、自分が思ったよりも余裕がなくなっていたことを思い知らされた。

 謎のジジイが心配するわけだ。


「そうじゃな。普段なら着いてからのお楽しみと言いたいところじゃが、先に言っておいた方が余計な事を考えずに済むかもしれんな。

 これから向かう先の事は一切秘密じゃ。よいな」


「うん」


「ああ」


 2人の覚悟を改めて確認した謎のジジイはこれから向かう行き先と護衛の者の名前を告げる。


「儂らが向かう先はルナムーン神殿本殿、護衛対象は月神の巫女――通称永遠の巫女じゃ」







次回更新は6/26になります。

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