008
アダムズ山の草原でユニコーンの目撃情報を手に入れた大統領はカレンとジョセフにユニコーンの捕獲を命じた。
二人はパトカーを走らせている。その中で、二人は会話をしていた。無論、ユニコーンの話しである。
「ユニコーンを捕まえろと言われてもよ」
ジョセフは鼻で笑っている。
「かなり難しいだろうな」
クッキーにケチャップをかけて食べているのが、カレンである。
「もし生け捕りに出来ても、最後には自殺するんだろ?」
「らしいな。たとえ大統領でも飼い慣らせないと思うぞ」
「ユニコーンは処女にしか興味ねーからな。お前みたいに」
ジョセフはタバコを吸いながら喋っている。
「オレの童貞は可愛い処女に捧げると誓った」
「バカらしい。処女だろうが非処女だろうが、女には変わらねーよ」
「分かってねえな。処女の魅力は最高なんだぜ」
「分かってたまるかよ」
ジョセフは処女は関係なく女性そのものを愛している。
「てか、どうするよ。アダムズ山に処女連れていかねえのか?」
「逆に聞くが……相手が処女がどうか、どうやって判断すればいいんだ?」
「普通に小学生の女の子連れて行けばいいだろ」
「ユニコーンは獰猛なモンスターだぞ。おいそれと小学生なんて連れて行けないぜ」
「だったらどうする?」
「俺達だけで捕まえるしかねーだろ」
会話をしていると、二人はいつの間にかアダムズ山の草原に辿り着いていた。草原は一面緑で覆われているため、真っ白なユニコーンは目立ってすぐに発見できた。
「あれか」
「ん?」
二人がユニコーンを発見する前に、ユニコーンが先に二人を発見したようだ。ユニコーンは鋭い角で突進してくる。
「あぶねえ!」
二人は木の後ろに隠れると、ユニコーンの鋭い角が木に突き刺さったのだ。
「あれ、意外と簡単に捕まえられそうだな」
ユニコーンの首元に麻酔針を撃ち込み、眠らせた。
「よし、ゆっくりとだ」
二人はユニコーンを木から放して、車体の上に乗せ、縄でユニコーンを縛った。
「ホワイトハウスに帰るぞ」
「ああ。褒美が待ってる」
「褒美なんてあるのかよ?」
「合衆国の大統領だぞ。きっと美味しい御馳走を用意してるハズだ」
真っ直ぐにホワイトハウスへ向かった二人だが、特に褒美も無く、お礼を言われただけでニューヨークのモンスター取締局に帰って行った。




