表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/11

011  イタ公


「イヤッハー! こちらモンスター取締局だぜ。いますぐに要件を言わないとてめえの頭をぶちぬいてやるぜイタ公!」


 相も変わらず、白人警官のジョセフは気性が荒いのだ。たとえ相手が名前も知らない一般人であろうとも敬語は絶対に使わずに接する。それは何故か。理由など見当たらない。そもそも敬語を使うのは本人の意志に反するだけだ。何故かは不明だが敬語を使うとイライラが収まらない。アメリカの安全を守ろうとする人間とは思えない爆弾発言のオンパレードだが、実はそれはジョセフだけじゃない。隣でくちゃくちゃと音を立ててドーナツを食べている黒人警官のカレンも似たりよったりの性格だ。ドーナツにマヨネーズとシロップをかけて、コーラで胃の中に流し込むアメリカ人など彼ぐらいだ。筋肉質で一撃必殺系のジョセフとは対照的に、カレンは以外にも俊敏に動いて手数で攻めるタイプだ。ジョセフは訛りの強い英語で話すイタ公と思しき人物と取り込み中だ。どう考えても間違い電話か迷惑電話の類にも関わらず、ジョセフは声を荒げながらも堂々した様子で一歩も引いていない。受話器からは訛りの強いFワードやらMワードやらが散々飛び出してくるが、ジョセフは本場仕込みのアクセントで対応していた。


「マザー○ァッカー!」


 ジョセフは怒り狂った様子で受話器を地面に叩きつけて電話を破壊していた。これがモンスター取締局の日常である。デスクワークの際はクレイマーという名のモンスターに用心しなきゃいけないのだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

宜しければ【評価】【感想】【お気に入り登録】をいただけると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ