登場人物紹介2
物語後半の主要人物を紹介します。
シリュウ
年齢:250歳前後
役職:筆頭騎士。
武器:長刀
優れた聴力・視力と長寿を誇る【凍牙】の民。連合建国を目の当たりにし、建国の祖カルネアの無二の友だった。今では連合一の剣士として勇名をとどろかし、【無音のシリュウ】という異名を持つ。身の丈ほどの長刀を振るい、見た目は20代に見える。フォルセの武芸の師であり、かなりの毒舌家でひねくれた性格ではあるが、内心ではフォルセを高く評価し、大切に思っている。
アルセオール・ルドラ・ハル=シュタイル
年齢:17歳
役職:ハルシュタイル王国第4王子。
武器:折り畳み式軍刀
ハルシュタイルの第4王子で、【魔狩り】の名を持つ剣士。生真面目かつ正義感が強い。父である国王の命で連合へ旅立とうとしていた矢先、第2王子の差し金で殺されかける。一命は取り留めたが、目が覚めたときはすべての記憶を失ってフォルセに保護されていた。セオンという略称は長兄ルゼリオがつけた。徐々に記憶が戻っているが、セオンはかつての第4王子とはまた違った性格になりつつある。
ルゼリオ・ジェイス・ハル=シュタイル
年齢:25歳(生存時)
役職:ハルシュタイル王国第1王子。
武器:剣
セオンの兄。ハルシュタイル一の剣豪として名を馳せ、常に戦争では先頭に立って軍を引っ張ってきた。国内の政界にも影響力が強く、弟のエーゼルと対立していた。セオン、そして第3王子ケイオスとの絆は深く、セオンは彼から武芸を学び、様々な教えを受けた。エーゼルの策略により2年前に死亡。享年23歳。弟たちや自国を大切に思っている。
ケイオス・フィロ・ハル=シュタイル
年齢:19歳
役職:ハルシュタイル王国第3王子。
武器:-
セオンの兄。生まれつき身体が弱く、常に寝たきりの状態が続いていた。ここ数年では昏睡状態に陥ることが多い。既に医者も治療することができず、安楽死という決断に向かいつつある。非常にキレ者で、自分が動けずとも外の様子を探れるような体制を整えている。セオンのことに気を配る一方で自分の体調には無頓着であり、ユリウスが必死で治療法を探している。
エーゼル・ダラン・ハル=シュタイル
年齢:24歳
役職:ハルシュタイル王国第2王子。
武器:剣
セオンの兄。今回の騒動を引き起こした張本人。かつてから連合との開戦を訴えており、そのために様々な根回しを行ってきた。幼いころから非人道的な行いを繰り返していたため、「邪悪なものに憑りつかれた」と評する者も多い。ルゼリオと対立して殺害するなど、兄弟に対しても容赦はない。剣の腕も相当のものである。
オルコット
年齢:24歳
役職:騎士。ノルザック駐屯部隊長。
武器:剣
連合騎士で大隊長。フォルセの後輩で、ノルザックの街に駐屯している。商人たちとの対立が激しかったが、フォルセらのおかげでそれは解消しつつある。実は炎を操る部族【烈火】の民のひとりで、部族の特徴として非常に茶目っ気があり好奇心旺盛。加えて騎士道精神も持ち合わせている。炎を操る力は、次の族長にと推されるほど強い。
いよいよ後半に入ります。




