胆振東部地震
ー2018年9月6日ー
この日に起こった事を、私は生涯忘れないだろう。この日、胆振東部地震が発生した。この時の私はまた中学生の頃であった。とてつもないくらいの轟音で目が覚めた。その時にはもう揺れていた。
「あぁ、私は◯ぬんだ。私は、この布団の中で人生を終えるんだ。」
目が覚めたとき、本能的にそう思った。その直後、父が私の部屋に入ってきた。今まで見た事も無いくらい焦っていた。私の腕を引っ張って、テレビがある1階のリビングに向かった。画面には地震の一報を伝えるニュースが放送されていた。数分後、家が停電した。家がというより街全体が停電したという言い方がより正確かもしれない。外に出ると、夜空の星の数々と大きな月が綺麗だった。その事を、今でのはっきりと覚えている。同時に、夜の静けさと共に言いしれぬ不安が私の心を支配していた。その日から、私は寝れなくなった。全く眠れなくなった訳では無いものの、本格的な(?)睡眠に入るまでに30分以上かかった。余震が発生する度に目が覚めて、その度に怯えていた。これがきっかけで、私は自分の部屋で寝る事が出来なくなった。日中や夕方に何かしらの作業(勉強など)をするのは特に問題ないのだが、寝る時間になると、どうしてもそこに近づけなくなった。何度も克服する事を試みたが全て失敗に終わった。理由は至ってシンプルだ。そう、当時の記憶がフラッシュバックするからだ。何度も何度もフラッシュバックし、そして目が覚めるのだ。そのたびに、尋常じゃないくらいの冷や汗をかいたのを覚えている。因みに、克服できたのは高校入学の直前である。




