5人の集結!出会い、そして…
ついに動き出す物語!ゆめを一生懸命追いかける彼らを、ぜひ応援してやってください。
そして次回より『○○編』が始動!記念すべき第1回は『友情編』!幼なじみのスターマとアミサの絡みをお楽しみ!
スターマは、晴れて航空学校に入学した。同期生たちがわにゃわにゃしている。
やがて、総司令官がやってきた。
「静かに!わたしは総司令官である、ドミドン。諸君、それぞれ自己紹介をしてもらおう」
「はい!」
威勢良い声が響いた。
司令官は、
「それでは左から順に」
一番手はスターマだ。彼は落ち着いた声で
「スターマです。より安全なフライトに努めます」
ほんの一言、簡潔に。
続いてピンク色をした女の子だ。
「アミサです!旅行課に務めるつもりです」
元気のいい女の子だ。
それから、真面目そうな透き通る青の女の子。
「アニマです。医療課に入る予定です」
見た目通り、真面目な性格らしい。
続いて…。どこか屈強で、ストイックな黒い男の子だ。
「俺はドコスだ。軍事課に入らせてもらうぜ」
口数が少なく、みんなと積極的に関わるというよりは、自分の世界を大切にする。司令官が言った。
「実は…まだもう1人いるんだが、少し待っててくれ」
すると、司令官は車いすに乗った黄緑色の女の子を連れてきた。その子は、
「わたしはホッパースです。できることは限られてしまいますが、ノリと勢いでがんばろうと思います。わたしは、脳性まひという障がいをもっています」
周りはざわめいていた。
「こんな奴にできるかよ…w」
それをさえぎるかのように、
「確かに、フライトをすることは難しいでしょう。だから、プログラムを組んでみたり、分析したいと思うんです!」
彼女の眼差しは力強かった。
それぞれの課を決めていく。スターマとアミサは旅行課に、アニマは医療課に。そして、ドコスは一番厳しい軍事課に配属した。それに、ホッパースは独自のプログラム管理課となった。
5人は同じ宿舎だ。するとスターマが、
「アミサ、ずっと思ってたんだけどさ…」
アミサは即答した。
「言いたいことはわかる。」
2人は声を揃えて、
「幼稚園、小中学校一緒だったよね?」
一同、
「ゑ?うそーん」
アニマがつぶやく。
「まあ…こういう小説じゃありがちk…」
ホッパースがツッコむ。
「あー、えー聞かなかったことにしてください」
ドコスが言った。
「それが賢明か…」
全員ほっと息をつくと、
「じゃあ明日からがんばるか!」




