スターマの挑戦
はじめまして!初投稿の「星とうふ」です。即興でつくっています。こちらを「本編ストーリー」で、後日さまざまキャラクターの関係を掘り下げる「○○編」を始動予定。順番に1週間ごと投稿します。(休止する可能性あり)
彼はこう呼ばれた。『星のフライヤー』と。
――――10年前
「母さん、ぼく、空を飛びたい!」
そう声をはずませるのは、スカイ・ビレッジに住む「スターマ」。この世界では「スペース ソムニウム」という星に位置している。住民たちは星型をしていてそれぞれ違う色や模様をもっている。
母は言った。
「あなたなら飛べると思うわよ。立派な操縦士になれることを楽しみにしてるわね!」
だか、飛行機類を使った職業は限られた者にしか全うできない難しいことだった。スターマは一度決めたらあきらめなかったので、めきめき成長していった。
ジェット機内定合格発表。
スターマは緊張感驚くほどもたず、笑っていた。彼の心が余裕をもっているわけでもない。けど、表情は常にうれしそうだった。静かに自分の番号を探し出す。
「あった!」
スターマの表情はこれまで以上に満面に笑みを浮かべた。
仲間たちの夢が今、離陸する――――。