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詩みたいななにか  作者: 谷中英男
3/8

3


時に優しく

時に冷たく、


私はいつも風変り

誰かのために吹きすさぶ


自分の意志で決められない

誰かのためにいつも吹く


 


言い訳


いつからだろう

家に帰っても何もいわなくなったのは。


いつからだろう

家に帰っても僕を迎えてくれる人がいなくなったのは


いつからだろう

僕がこんな人間になってしまったのは


答えはいつもの結論にたどり着く

仕事に明け暮れる両親のせい

一人息子をだだっ広い一軒家に放置している両親のせい

不満をいう勇気のない僕のせい……


 


年上


あの人はいつも誰かを求めている

――いつか失った人――

だからその人の代わりを

求める

見つかりはしないのに


手の届かない人を

求め、

一人で傷つく


僕は笑うしかできない

その人の傷に気づかないふりをして


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