⑶紅魔館防衛戦
うん。伏線貼っただけなんだ。短いなんて気にすんな。
霊夢編
さて。あの後魔理沙と私は分かれて調査をする事にした。魔理沙は今頃白玉楼に向かっているはず。あいつ寄り道して無いかな…
紅魔館まで何事も無く辿り着いた。珍しく今日は居眠り門番こと美鈴が居ない。本格的にサボり始めたのだろうか?幸いにも門に鍵が掛かっていないのでスルーして入る。
『彩符「極彩颱風」!』
「ハァァァァァァァァ!?」
いきなり不意打ちスペルカードとは失礼にも程がある!
これがレミリアの 神槍「スピア・ザ・グンニグル」だったら本格的に危なかったが、所詮は三面ボス。スペル詠唱を聞いただけで簡単に避けることができる。
「貴方さあ!いくらなんでも失礼にも程が(ry」
『彩華「虹色太極拳」!』
「うわっ聞く耳持たずかよ!」
少し訂正しよう。三面ボスとは言ったものの、今回美鈴かなり本気で挑んできている。負ける覚悟が出来ての上の勝負なのだろう。何かを守ろうとしている…のだろうか?それならこちらも遠慮は要らない。出来るだけタイムロスを無くしたいのでさっさと奥の手を使わせてもらう。
『神霊「夢想封印」!』
紅美鈴を瞬殺し、紅魔館内部へ。
レミリアの部屋まで到達するにはヴワル魔法図書館を通り二階へ上がり、なが〜〜い廊下を通ってやっと辿り着く。美鈴が待ち伏せしていた事から、紅魔郷の時と同じ配置で迎撃してくるのではないのだろうか。そんな事を考えているうちにヴワル魔法図書館の手前まで来た。パチュリーの反応は無いが、絶対角とかで待ち伏せしているだろう。警戒しつつ入ると…
「…あれ?」
人の気配がしない。
幾ら注意していても一切人の気配がしないので、迎撃は無いと判断し、スルーしようとした時…
「金符『シルバードラゴン』!」
「なっ…………!気配はしなかった筈なのに…!」
幾ら4面ボスでも本気のスペルを、しかも直撃してしまった場合、流石の私もあまり無事では無い。ここで霊夢は気絶してしまい、およそ2時間のタイムロスを喰らうことになる。要するにここからはしばらく魔理沙オンリーとなってしまい、かなりきつ〜い感じになってしまっているのだが、本人はそんな事つゆ知らず。霊夢がいるから余裕でしょ〜!と、道中のアリスの家に寄ると言う惨事を犯してしまう。この状況で2人ともかなり痛手となるタイムロスをしてしまうのだ。
そしてそんな霊夢達を嘲笑うかのように花が咲き乱れ始める。
そして目が覚めると既に残り5時間となっていた…