機械の元凶
「どういうことだ鋼!教えろ!」
鉄平の言葉に鋼は口を開いた。
「その女がなぜお前が知らないことを知っているのか。分かるか?」
「こいつはな、機械の世界を作った元凶なんだよ。」
鋼は倒れている銀杏の腹を蹴り上げた。
口から血を吐く銀杏。
鉄平は鋼を持っていた鉄の棒で殴った。
鋼は銃を3発 鉄平に放った。
鉄平はその場で倒れた。
そして鋼は語り出した。
「俺は機械政府と手を組んだ後色々調べたんだ。そしたら分かったことがある。
アルトロンの頭脳それは銀杏の祖父の頭脳だ。
こいつは両親を幼い頃失くし、祖父に育ててもらった。
だがある日こいつは現代の医学で治療できない心臓の病にかかった。
寿命は5年。こいつの祖父はロボット工学をしていたその知識を活用して孫を救う手段を模索していた。
そして機械の心臓を開発した。
その心臓で銀杏は助かった。
だが、アルトロンの作ったAIが開発の代償で突然暴走しアルトロンは頭脳を抜きとられ死亡。
世界は機械化していくことになった。」
「そして鉄平お前が前日は人間の世界だったのが次の日機械の世界になった理由はお前が未来に来たからだ。
機械の誤作動で前日は現代だったのが翌日は未来になったということだ。」
「そして銀杏を殺せば銀杏のデータが機械の世界から消えてこの世界は元通りになるということだ。」
「さあ、鉄平。銀杏を殺せ」
登場人物
神村 鉄平 主人公 社畜
剛田 鋼 生存者 機械政府と結託していた。
神崎 銀杏 生存者 鍵を握る




