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願わくば

 気がつくと、白いもやに包まれた場所に立っていました。辺りを見渡しても、誰の姿も見当たりません。

 ここは、一体、どこなのでしょうか?

 たしか、先ほどまでは、もっと別の場所に、誰かと二人でいたはず……


「よーし! こんなもんなりね★」


「あら、意外に手は抜かないのね」


「まあねー。さすがに、あからさまなことはできないなりよー」


 不意に、誰かの声が耳に入りました。おそらく、女性二人分の声、のような気がします。どこかで聞いたことがあるような気がしますが、どなたの声でしたっけ……


「それでも、この手の術は、本人が強く、思い出したい、と願えば途端に効果がなくなるのがお約束なりよ」


「そうね、この手の術は、かけた方の思いよりかけられた方の思いが強ければ、簡単に破れるものね」


「そうそう、そうなりよ★」


 彼女たちは、何の話をしているのでしょうか?

 思い出す思い出さないというのは、一体……そういえば、何か大切なことを忘れているような……



「だから、思い出したいという気持ちを忘れるなよ」


「そうね。私たちは、思い出そうとすることは止めないから」



 二人の声は明らかに私に向けられているようです。でも、一体何のことを言っているのか、分かりません。


「あの、思い出すというのは、一体……あれ?」


 気がつくと、辺りは白いカーテンに囲まれていました。

 ここは……病院のベッド、でしょうか?でも、一体なぜ、病院にいるのでしょうか……?


「あら、一条さん、目を覚ましたのね?」


 不意に聞こえた声の方に顔を向けると、烏ノ森マネージャーがパイプ椅子に腰をかけていました。


「う、うううう烏ノ森マネージャー、お、おはようございます!」


 慌てて身を起こして頭を下げると、烏ノ森マネージャーは深くため息を吐きました。


「別にそんなに慌てなくても、お見舞いに来ただけよ」


「そ、そうなの、ですか、す、すみません……あの、私は、一体?」


「……月次決算の作業中に、過労で倒れたのよ」


「過労で、倒れた?」


「そうよ。それで、今までずっと眠っていたの」


「そう、だったのですか……」


「ええ。しかも、シュレッダーの詰まりを直していたときに倒れたものだから、右手に大怪我を負うし、まったく、肝が冷えたわよ」


 烏ノ森マネージャーは、再び深くため息を吐きました。これは、また長い長いお説教が始まりそうなかんじですよね……


「それは……ご迷惑をおかけいたしました……」


「いいえ。気にすることないわ。むしろ、全ては貴女一人に負担をかけすぎていた私の責任よ。今まで、ごめんなさいね」


「……え?」


 意外すぎる言葉に思わず聞き返すと、烏ノ森マネージャーは不服そうな表情を浮かべました。


「あら、私が謝るのは、何か不都合があるのかしら?」


「あ、いいえ! す、すみません!」


 咄嗟に謝ると、烏ノ森マネージャーはまたしても深いため息を吐きました。


「まあ、気にしないでおくわ。ともかく、次の仕事先ではそんなことにならないでしょうから、安心なさい」


「次の、仕事先?」


「ええ。私と一条さん、それと垂野君は今月から、取引先に出向になったの」


「そう、なんですか……それは、また急な話ですね」


「そうね。まあ、でも出向先には、以前うちにいた三輪さんもいるから、貴女も少し気持ちが楽でしょ」


「そうですね……あの、その出向先というのは、どちらなのですか?」


「『株式会社おみせやさん』よ」


 おみせやさん、というと、月見野様がいらっしゃるところですね。月見野様には前々から、娘みたいだから、という理由で親切にいただいていましたし、同じ職場になったのならば恩返ししなくてはいけませんね。

 ……あれ?

 何か、他にも、おみせやさんの方々には特別な縁があったような……たとえば、以前にもこんなかんじで……


「一条さん、どうしたの?」


「あ、いえ。烏ノ森マネージャー、私以前にも会社で倒れて、それで……おみせやさん、の方にお世話になったりとか……して、ないですよね?」


 なぜだか、そんな具体的な質問が口をついて出てしまいました。


「……さあね。それよりも、目を覚ましたことを先生に伝えてくるから、そのボサボサの頭を少しでもととのえておきなさい」


「あ、は、はい! 失礼いたしました!」


 烏ノ森マネージャーは軽くため息を吐いて、カーテンの向こうへ去っていきました。ただ、どこか淋しそうな表情に見えたのは、気のせいでしょうか?

 ……ともかく、カーテンに映る影でも分かるくらいにボサボサになっている髪の毛を結んでおきましょう。


 それから、簡単な診察を受け痛み止め等を処方されて、病院を後にしました。烏ノ森マネージャーとは、病院の最寄り駅で別れ、一人家に帰りましたが……


「一体、今更何の用なのでしょうか……」


 ……ポストに実家から送られてきた封筒を見つけ、思わず独り言がこぼれたしまいました。どうせろくな内容ではないですが、一応確認しなくてはいけませんね。

 ため息を吐きながら部屋に上がり封筒を開けると、中には母の字で書かれた短い手紙が入っていました。えーと、内容は……


  姫子へ

  貴女のような娘は、一条家を継ぐのに相応しくありません。

  金輪際、我が家の敷居をまたぐことは許しません。


 ……予想通り、ろくでもないことでしたね。まあ、こちらとしても二度と帰りたくないような家なので、せいせいした気もしますが。

 ……あれ?

 なぜ、実家に帰りたくない、と思っていたんでしたっけ?

 ああ、そうだ。昔から母と折り合いが悪かったから、でしたね。詳しいことを思い出すと、気分が悪くなりそうですから、早く忘れてしまいましょう。


 カバンにつけたモルモットのマスコットを撫でているうちに、嫌な気分も落ち着いてきました。なんだかとっても疲れましたし、今日は処方された薬を飲んで、もう眠ってしまいましょう。これから、色々と忙しくなりそうですから、休めそうなときに休んでおかなくては。



 それから、出向の手続きや、業務の引き継ぎや、新しい仕事の説明などを受けているうちに、あっという間に一ヶ月と少しが経ちました。


「やっぱり、経験者がきてくれると、本当に助かるわね」


「本当なりよ! 姫っちが来てくれたおかげで、百人力なり★」


「あ、ありがとうございます……」


 新しく上司になった信田部長と山口課長は、厳しいところもありますが、部下を大切にしてくれます。


「姫ちゃん、気をつけないとだめよ! あの二人は、ああやって甘い言葉でそそのかして、無茶ぶりをしてくることもあるんだから!」


「えぇ!?そ、そうなのですか!?」


「ふふふ、私は三輪さんにならできる、という期待をこめて仕事をふっているのよ?」


「そうそう! アタシたちからの無茶ぶりは、実力があるという証しなりよ、まややん!」


 それに、頼りになる三輪先輩ともまた一緒に働けることになりましたし、真木花にいたころよりもずっと働きやすくなりました。部署が変わってしまいましたが、烏ノ森マネージャーも真木花にいたころよりずっと穏やかになりましたし、垂野君も川瀬社長のスケジュール管理に忙しくて私に突っかかってくる暇もないようです。本当に、一ヶ月と少し前からは、想像もできないくらい全てが好転しました。

 でも、何かが引っかかるような気が、ずっとしているんですよね……


「と、いうわけで一条さんのことを見込んで、早速急な仕事を頼んでも良いかしら?」


「は、はい! なんでしょうか?」


 不意に聞こえた声に我に返ると、信田部長がニヤリと笑顔を浮かべました。


「今月は年末だから早くしろって言ってるのに、原価および経費の請求書確認リストに、まだ回答してない部署が一カ所あるのよね」


「だから、姫っちに責任者の元へ督促にいってほしいなり★」


 信田部長の言葉に、山口課長も楽しげな声でつづきました。えーと、このくらいなら、無茶ぶりではない、ですよね?


「はい、かしこまりました。それで、その部署というのは?」


「もちろん、製品開発部なり★」


「……製品、開発部、です、か?」

 

 思わず、山口課長の言葉を問い返してしまいました。

 製品開発部の責任者というと、あの葉河瀨部長ですよね……


「今日はもう遅いから声をかけたあとそのまま帰っていいわ、と言おうとしたけど、なにか不安そうね?」


「あ、いえ、そういうわけでは……」


 ……あるにはあるんですよね。

 出向してから各部門長の皆様に挨拶に行ったのですが、葉河瀨部長は素っ気ない返事で目すら合わせてくれませんでした。その後も、挨拶をしても無視されてしまっていますし、きっと嫌われているんですよね……以前はもっと、笑顔を見せてくれていましたから。


 ……え?

 笑顔を見せてくれていた?


「姫ちゃん、気まずいなら私が代わりに行ってこようか?」


「あ、い、いえ! 大丈夫です! 行ってきます! それでは、皆さんお先に失礼します!」


 三輪先輩に返事をしてから、帰り支度をして執務室を出ると、廊下はスッカリと暗くなっていました。

 それにしても、なぜ、葉河瀨部長が私に笑顔を見せてくれていた、なんて思ったのでしょうか?葉河瀨部長とは、出向になるまで面識なんてなかったはずなのに……

 疑問に思っているうちに、製品開発部の執務室まで辿り着いてしまいました。緊張しますけど、今日の仕事はこれでおしまいですし、ちゃんとしなくては。


「それで、葉河瀨。お前はそのままで良いのか?」


「別に……日神が気にすることでもないだろ」


「そうかもしれないけれども、ここ一ヶ月、客先からお前が殺気立ってて怖い、というクレームが数件来てるんだよ」


「なら、俺を客先に引っ張っていかなきゃいいと思いまーす」


「仕様云々の話をするときに、開発の責任者がいないと散々なことになるだろ!」


「大丈夫です。私は正義さんのことを信じてますからー」


「だから、クオリティの低いたまよのものまねはやめろ!」


 えーと、中から葉河瀨部長と日神課長がイザコザとする声が聞こえますが……取り込み中だからといって帰ってしまうわけには、いきません、よね。気持ちを落ち着かせて、突入しなくては。

 カバンについたモルモットのマスコットを撫でると、少しだけ緊張が楽になりました。これで、大丈夫です。


「失礼いたします!」


 声をかけながら扉を開けると、お二人は肩を震わせてこちらに顔をむけました。どうやら、扉を開ける勢いが良すぎたみたいですね……


「……何か?」


「あ、あの、先日お送りした請求書の確認リストに、まだ返信がなかったので……」


 あからさまに不機嫌な声に応えると、小さなため息が返ってきました。


「そうですか。では、確認して明日には返信いたしますので」


「は、はい。お忙しい中恐れ入りますが、よろしくお願いいたします……」


 そう言って頭を下げると、どうも、という抑揚のない声が耳に入りました。緊張しましたが、これで必要なことは伝えましたし、早くこの場を去ることに……


「ところで一条さん、これからお帰りですか?」


「は、はい!」


 ……したかったんですけどね。

 にこやかな表情の日神課長に、声をかけられてしまいました。なぜでしょうか、すごく爽やかな表情なのに、裏があるように思えるのは……


「葉河瀨、今日はもう遅いし、一条さんと一緒に帰ってさしあげろ」


「……え?」

「……は?」


 ……思わず、葉河瀨部長と同時に聞き返してしまいました。日神課長は、一体何を考えていらっしゃるのでしょうか?


「おや?一条さん、葉河瀨では頼りにならないから必要ない、と言いたげな顔ですね?」


「そ、そんな! 滅相もないです! た、ただ、葉河瀨部長はお忙しいので、ご迷惑になってしま……」

「いえ、別に迷惑ではないですよ」


 私の言葉は、葉河瀨部長に遮られてしまいました。意外な言葉に驚きましたが、相変わらず無表情のままです。やっぱり、迷惑だと思われているのではないでしょうか……


「それでは、俺はこれで。葉河瀨、あまり一条さんを待たせるなよ」


「……分かってる」


 戸惑っていると、日神課長は楽しげな表情を浮かべて、執務室から去っていきました。日神課長、なんてことをしてくれたんですか……


「今支度をするので、少し待っていてください」


「あ、は、はい! ど、どうぞごゆっくり」


「それはどうも」


 なんだか間の抜けたことを言ってしまいましたが、葉河瀨さんはこれといって表情を変えることなく支度を始めました。なんというか、心底私に興味がないんでしょうね……たしかに、これといって特技も長所もないいような人間ですし、当たり前ではありますが……


「お待たせいたしました」


 勝手に卑屈になっていると、葉河瀨部長はいつの間にか黒いコートを着て、カバンを提げていました。


「では、帰りましょうか」


「は、はい!」


 そんなかんじで、葉河瀨部長と共に執務室を出たのは良いのですが……


「……」


「……」


 ……当然ながら、気まずい沈黙が訪れてしまいました。まだ、社屋を出てすらいないというのにこれでは、駅までの道のりで、緊張のあまり胃に穴があいてしまうかもしれません。何か、話題をさがさないと。

 そんなことを思いながら社屋を出ると、ビルの合間に浮かぶ満月が目に入りました。これは、丁度良い世間話になりそうです……


「あ、あの葉河瀨部長、今日は月が綺れ……きゃっ!?」


 ……と、思ったんですけどね。

 月に気を取られすぎて、出入り口の階段を踏み外し……


「一条さんっ!?大丈夫ですか!?」

 

 ……葉河瀨部長に抱きかかえられてしまいました。世間話どころか、多大なる迷惑をかけてしまいました。


「は、はい。大丈夫です、すみません……」


 必死に謝りましたが、きっとすごく嫌そうな顔をされてしまっているのでしょうね……


「……良かった。怪我は、なさそうですね」


 ……予想に反して、葉河瀨部長は穏やかに微笑んでいました。良かった、またこの笑顔を見ることができて。


 ……また見ることができて、良かった?

 本当に、今日は一体どうしてしまったのでしょうか?

 葉河瀨部長が私に笑いかけてくれたことなんて、今までなかったはず。それなのに……


「一条さん、どうしたんですか?」


 ……なぜ、穏やかな笑顔も、心配そうな表情も、こんなにも懐かしく感じるのでしょうか?

 葉河瀨部長について、何か大事なことを忘れてしまっているような……


  だから、思い出したいという気持ちを忘れるなよ

  そうね。私たちは、思い出そうとすることは止めないから


 どこからか、山口課長と信田部長の声が聞こえてきます。

 思い出したいという気持ち……思い出さないといけないこと……


「一条さん?一条さんっ!?」


 早く思い出さないと、また、葉河瀨さんを悲しませてしまう……また?本当に、さきほどから、何を考えて……


  それはともかく、一条さんが無事で良かったです

  一条さんの気分が晴れたのなら、何よりです


 ……ああ、そうだ。


  俺は、一条さんと一緒に居られると幸せですから

  意中の人というのが貴女なら、何も問題は無いでしょう?


 ……私は、彼に何度も助けられて。


  俺で良ければ、いつでも力になりますから。

  一条さんが俺の意中の人だからですよ。


 ……こんな私を、好きだと言っていただいて。


  俺は、貴女の事が好きです

  貴女が何か恐ろしいモノになってしまったとしても、俺の気持ちは変わりませんから


 ……それなのに、私は信じ切れなくて。


  貴女が心から好きでした

  どうか幸せに


 ……それでも、彼は変わらずに私のことを好きと言って、助けてくれた。

 だから、許されるのならば、側にいて今までのことを謝りたい、彼のことをもっと知りたい、そう思ったはずだったのに。そんな大事なことを、忘れてしまっていたなんて……


「一条さんっ……!」


 目の前では、葉河瀨さんが泣き出しそうな表情を浮かべています。ぼけっとしていないで、早く返事をして今までのことを謝らないと。でも、沢山酷いことをしてしまっていたので、何から謝れば……えーと、直近でしてしまったことといえば……


「一条さ……」

「あ、あの、葉河瀨()()! 先日は折角の綺麗な鎖骨に噛み跡をつけてしまい、まことに申し訳ございませんでした!」



「……へ?」



 ……本当に、いきなり何を謝っているのでしょうね、私は。


「あの、一条さ……ん?ああ、そうか……」


 葉河瀨さんも、額を抑えて脱力してしまいましたし……


「まさか、色々と思い出して開口一番の言葉が、それだとは思いませんでした……」


「す、すみません……他にも色々と謝らないといけないことはあるのですが、先日車内で謝りそびれていたので……」


「いえ、一条さんらしくて、可愛いと思いますよ」


 葉河瀨さんはそう言うと、額から手を外して穏やかに微笑みました。またこの笑顔を見ることができて良かった、でも……


「あ、あの、葉河瀨さん。やっぱり、この状況って、色々とまずいのでしょうか?」


「なぜ、そう思うのですか?」


「えーと、私はこれまでのことを忘れていないといけなかったような……」


「信田部長と、山口課長は何と言っていました?」


「あ、えーと、そういえば、思い出そうとすることは止めない、とは……」


「なら、いいじゃないですか」


「で、でも……」


「それとも、この一ヶ月で他に意中の人ができたというならば、止めはしませんが……ものすごく、悲しくはありますけど」


「そんなことはありません! ただ、思い出したことが皆さんに知れたら、やはり少し面倒なこ……!?」


 不意に、葉河瀨さんの人差し指が唇に触れ、言葉を止められてしまいました。


「ならば、今日の帰りに意気投合して交際を始めた、と言い張りましょう」


「……その言い訳で、大丈夫でしょうか……?」


 指を放しながら聞いてみると、葉河瀨さんは凜々しい表情で胸を張りました。


「大丈夫です。仮にバレて文句を言われたら、社内の電波時計が全て五分遅れる仕掛けを発動させますから」


「葉河瀨さん……一体、いつの間にそんな物を仕組んでいたんですか……」


「うふふ、ひ・み・つ」


 葉河瀨さんは満面の笑みでそう言うと、ウインクをしました。多分、日神課長が側にいたら、ものすごくお叱りを受けそうですね……


「さて、一条さん。全て思い出したならば、明日は休みなことですし、これから一緒に食事でもいかがですか?何かご希望があれば、それにしますよ」


「あ、はい、そう、ですね……そうだ、もし良ければ、行きそびれてしまっていた、シュークリームのお店でも、いいでしょうか?」


「ええ。もちろんです」


 そう言う葉河瀨さんの表情は、本当に幸せそうな笑顔でした。沢山傷つけて迷惑をかけてしまったのですから、これからは、葉河瀨さんがこんな表情を浮かべていられるようにしたいです。

 そのためには、身勝手なことだとは、重々承知ではありますが……



 願わくば、これからは彼の隣で、生きていけますように。

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