魔王よ、店を壊してタダで済むと思ってんのかああ?千倍返しじゃぁぁぁあ!
今回で異世界定食屋の娘シリーズは幕引きとなります。読んでくださった皆様、ブックマークをつけてくださった皆様ありがとうございます。今回はツッコミのキレもあまりよくなくて面白くないかもしれませんが読んでください。
「ビール1本!」
「あいよー!」
「嬢ちゃん、焼き魚定食一つ!」
「サーイエッサー!」
本日も定食屋兼酒場、猫猫亭は賑わっている。
猫のエンブレムの入ったフライパンとおたまは忙しく働いていた。
ついでに少女も忙しく働いていた。
「おい親父!サボってねーでさっさと作れ!」
「いや父さん今からミスリルのスプーン作るから」
「ッッッ資源の無駄をするんじゃねぇぇぇぇえ!」
親父に逆エビが決まる。
カンカンカン!勝者、少女!
「またお説教が必要か?」
「いいえ、結構でございます。」
そう言って親父は渋々仕事を始める。
渋々ってなんだ。
お昼時の定食ラッシュは終了し、店は静寂に包まれていた。
昼寝しよ。そんな気分の少女は自分の部屋に向かおうとー
「はっはっは!我は魔王!本日よりこの町は魔王のものだ!逆らうものは皆殺しダァ!」
どこの小物キャラ?そう聞きたいが魔王チートにより店を半壊させられる少女。
横でいきなり大きな音がなるものだから鼓膜がつぶれるかと思ったらしい。
ついでに自分の部屋も潰れた。
「ッッッラノベは!?」
すぐにラノベを保管している場に行く。
結果、ラノベはオリハルコンの金庫に入れられていたため無事だった。ところで、オリハルコンで金庫作ってどうするの?それごと売られるのでは?
「はあ…セーフ。」
どこが?
「いやいやいや、アウトだろ!ベット潰れたから寝れねーじゃねーか!」
そこ!?そこつっこむところ!?
もっとあるじゃん!店潰れたとか店潰れたとか店潰れたとか。
「あ。」
どうやら作者渾身のツッコミが届いたらしい。全くボケ側なんだからつっこませないでほしい。切実に。
表に出るとそこには凄惨な姿の店が佇んでいた。
「…生活費どうしよう。」
うん。そこなんだね。
「…このクソ魔王が!犯罪犯したからには潰したらぁ!これで学校もやめられるし一石二鳥!マイナスがあるとしたら生活費をどうするかくらいだ!」
あくまでもポジティブ?な少女。ツンデレチートは一味違う。
「?てか時空魔法で直せるんじゃね?」
チッ。ツンデレチートは二味違ったらしい。
「【時空回帰】」
それはさながら秘密のような科学の塊の道具、◯イム風呂敷を思い出させる。
カッチコッチと時を刻んで戻って行き、店は綺麗さっぱり戻った。
「…まあ取り敢えず魔王ボコるか。学校辞めれるしな。」
こうして魔王は一週間後、定食屋の娘を名乗る口悪ツンデレチート少女に潰されることとなる。
そのツンデレチート少女がどんな姿で名前は何なのか。それは後世には伝わっていない。
ある場所では太陽のように輝く金糸をたなびかせる絶世の美女・革命少女サンシャイン。ある場所では真っ黒な髪を垂らす双黒の時魔女・クロックワークス。様々な伝承があるがどれが事実なのか、知る者はいない。
これにて少女の愉快なコメディー日和は幕引きである。
少女の日常はまだこれからだッッッッッ!
「え?」
少女の現実世界は終わらないためまだまだ苦悩は続く(笑)
「はい!?」
じゃあ、ツッコミガンバッッ!
「おい作者!ちょいまt」
それでは皆さん、幕引きでーす!
「まてぇぇぇぇぇぇい!」
ブーー(終演ブザー)
Finn.
修正:段落を付けました。