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03話 異世界系ユーチューバーに

前回のあらすじ

たまたま撮影できたおもしろ動画ユーチューブに投稿したところ、少しだけバズった。

しかしテーマがまだ決まっていないので、なかなか登録者が増えなかった。

そんななかお互い異世界人というおそらく世界初の状況だったため。

異世界をテーマにしたユーチューバー、いわゆる異世界系ユーチューバーとなるのだった。

タピルと空は、異世界の動画を投稿することにした。

「でもまずはどんな内容の動画を投稿しようか、、、」

「魔法系の動画ならすぐにとれるんじゃないか??」

「そうだな!じゃあこんなのはどうだ?」


{{{魔法使ってみた!}}}


「まあ最初だしそんなんでいいんじゃない??」


まだユーチューブの世界を知らないタピルと空はとりあえずこの内容で動画を投稿することにした。


「じゃあタピル、動画を取るからなんか魔法使ってくれ!」

「おっけー」

「じゃあスタートするよー。3、2、1、」


{どうもー!異世界系ユーチューバーの、、、}


そう、肝心なチャンネルの活動名を決めていなかったのだ。


「チャンネル名はどうするんだ?」

「異世界だし。異世界TVとか??」


あまり納得はしなかったが物は試しということで、そのチャンネル名に決定した。


{どうもー!異世界系ユーチューバーの異世界TVでーす!

今日は異世界人のわたくしタピルが異世界にはどんな魔法があるのかを紹介します!

まずはこれが水魔法ですー!}


するとタピルの指先あたりに水滴の球体のようなものが現れた。

(なんか宇宙で水を垂らしたときみたいだなー。)

そう空は思った。


{次は炎魔法ですー!}


そういうと今度はさっきまであった水の球体が炎の球体へと変化していった。


{次は雷魔法ですー!}


そういって雷魔法に切り替えようとしていたら、、


「ちょ、タピル! 俺のTシャツ燃えてるって!!」


そう。タピルの発動した炎魔法が俺のTシャツに引火してしまったのだ。

そんな家が大火事になるかもしれないような状況でパニックになっていた俺だったがとっさにタピルが水魔法を発動して消火してくれた。


「タピル、、、まじありがとう」

「いや、、、なんかごめんな、」


そしてハプニングもあったため動画をいったん中止した。

これじゃあ動画に出来ないし、取り直しかな、とおもったその時俺は思いついた。


「普通に紹介するよりもこっちのほうがバズるんじゃねえの!!??」


ということで、この動画のタイトルを変えて、


{{{異世界の魔法を紹介してたら大火事発生!!??}}}


というすこし興味の引くタイトルにした。

しかし登録をお願いするシーンを撮影してなかったので撮影した。


{今回はこんなハプニングがありましたが、これからも異世界の動画をどんどんアップロードしていく予定なので是非是非チャンネル登録お願いします!!}


こんな感じで動画をアップロードした。


 ーーーそして次の日ーーー


昨日アップロードした火事の動画を確認してみることにした。


「昨日の動画、1万再生くらい言ってるといいな。」


{{{異世界の魔法を紹介してたら大火事発生!!??}}}

  再生回数 2.8万回

 

「うおおおおお!!!」


想像を遥かに上回る2、8万回再生を記録した。


「おいタピル!、昨日のやつバズってるぞ!!!」

「うえ!マジじゃん!」


こんな感じで二人で喜んでいたが、登録者数を確認するのを忘れていた。


「まって、でも登録者数が増えてないと意味なくない??」


登録者数は、、、


「「「異世界TV」」」

 登録者数480人


意外と増えていた、前回の動画の時は10人くらいだったので、一本の動画でこれは大きな成長だ。


コメントもいくつか来ていたので一緒に確認することにした。


{めっちゃ面白い。これからも応援する}

{これは伸びる}

{タピル優秀すぎ}


「優しいコメントたくさんだぜー!しかも俺優秀だって!」

「まあ燃やしたのお前だけどな」


しかし下の方のコメントは。


{CG技術凄すぎる}

{種明かし待ってます}

{CG乙、人をだまして儲かるとか詐欺師同然}


このとおりこの魔法を信じない人だったり、批判的なコメントも来ていた。というかこっちのほうが多かったくらいだ。


「まあ、3万人も見てればこんなコメントする人も出てくるよなー」

「じゃあ次は信じさせる動画作ろーぜ!」


次回の動画CGだと疑われないような動画を撮影することにした。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

魔法を信じさせる動画を取ることはできるのだろうか!!

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