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【連載版】出戻り転生傭兵の俺のモットーは『やられたらやり返しすぎる』です  作者: 楽市
幕間 緊急招集、金鐘崎アキラを弾劾せよ!
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第128話 RAINグループ『バーンズ家の裏庭』

『今日』


 417:ミンナ、元気してるカナ (≧▽≦) 417は今日も疲れたよ~~(>< 

     家族のミンナに今日も癒されたいな(〃▽〃) ナンテネ(^^;


 酢ダレ:シイナ様、お疲れ様です。先日はキャンプの件、お世話になりました。

     非常に楽しい時間を過ごさせていただき、誠にありがたく存じます。


     さて、本日は夕飯のおかずを作りすぎたため、

     お裾分けさせていただきたく、メッセージをさせていただきました。


     物品としては肉じゃがとなります。

     ご都合のいい時間をお教えいただければお届けに上がりたく存じます。

     ご多忙の折、恐縮ではございますが、何卒よろしくお願いいたします。


 417:え~~~~(|| ゜Д゜) 本当かい酢ダレチャン(^0^)

     417は酢ダレちゃんの肉じゃがが大好物なんだヨネ( ̄∀ ̄)

     ウレ417~(T▽T) ナンチャッテ(^▽^)


 酢ダレ:417様、お早いお返事、誠に恐縮です。

     それではお届けに上がりたく存じますが、ご希望の時間帯など、

     もしございましたら、お教えいただければ幸いでございます。


     今日、明日中であれば、自分としまして対応はできるかと思われます。

     誠に恐縮ではございますが、よろしくお願いいたします。


 417:ワオ(*゜◇゜) 酢ダレちゃんが来てくれるなんてこれは夢カナ\(^o^)/

     417はすごくウレ417~(T▽T) ナンチャッテ(^▽^)


     テンドンネタ面白かったデショ( ´艸`)

     あ、肉じゃがは今日これからがいいナ(´∇`) ウッソピョ~ン(≧▽≦)


     明日はお休みだからいつでもいいデ~ス(^O^)

     一緒に酢ダレちゃんも食べちゃいタイ(〃▽〃) ナンテネ(^^;


 酢ダレ:417様、お世話になっております。酢ダレです。

     上記の内容につきまして、かしこまりました。

     それでは明日午前11時頃、肉じゃがをお届けいたします。


     その際、先月お貸しした漫画をお返しいただければ幸いでございます。

     それでは、何卒よろしくお願いいたします。


 TKM:相変わらずトンチキな会話してんなぁ!


 真LA:やほほ、TKMばんは~。今日もおつかれちょん!


 TKM:シンラ兄もRAINだと妙にフランクだしよォ! 違和感スゲェって!


 酢ダレ:TKM様、真LA様、お疲れ様です。

     先日のキャンプではお世話になりました。

     非常に楽しく過ごさせていただき、ありがたく存じます。


     さて、本日は皆様にご相談したいことがあり、ご連絡いたしました。

     内容につきましては『おパパのこと』となります。


     お時間のご都合の方はいかがでございますでしょうか。

     ご都合が悪い場合など遠慮なくお教えいただければ幸いでございます。


 TKM:いや、俺はいいけど、スダレ姉のその事務的な文章は何なんだよ……?


 酢ダレ:TKM様、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。

     クセです。


 TKM:『クセです。』の文字の前のヤツいるか、それ!?


 真LA:こっちも都合はよかったり悪かったり。さて、ど~っちだ?


 TKM:知るか! クイズにすんな!


 真LA:ヒント1 都合はいい。 ヒント2 時間もある。


 TKM:ヒントがまんま答えじゃねぇか!?


 417:TKMクンはプンプンなんダネヽ(`Д´)ノ 悲しいナァ(;_;)

     417はいつでもTKMクンの味方だからネ!(^▽^)(^0^)

     でもそんなカリカリするのはTKMクンらしくないゾ!o(^▽^)o


     ミンナで酢ダレちゃんの話を聞こうヨ!(≧▽≦)

     何事も平和がイチバンだゼ( ̄∀ ̄)


 TKM:シイナ姉のヤツが見てて一番腹立つわ~……。


 417:エエ、何でカナ(゜O゜) 417はTKMクンの味方なのニナー(^^;


 TKM:もういいわ。話進まねぇよ、これ! スダレ姉、父ちゃんのことって何? 


 酢ダレ:TKM様、お返事いただきありがとうございます。

     それでは早速ではございますが内容の方を説明させていただきます。


     すでに皆様、御存じのことかと思われますが、

     自分共の『おパパ』には現在、大きな疑問が持ち上がっております。

     それにつきましては『浮気問題』と認識していただければ幸いです。


     こちらに関しまして、自分共は一度も聞いたことがございません。

     皆様の中に、何かご存じの方はいらっしゃいますでしょうか。


 417:ウ~ン(×_×) 417もそれは聞いたことないカナ(><)

     417もそれは知りたい知りたいシリ痛い(;_;) ナンチャッテ(^▽^)


 TKM:あ~、俺も知らないな、それ。


 真LA:(『待て、まだ慌てる時間じゃない』のスタンプを貼る)


 TKM:シンラ兄、微妙に意味通らないぞ、それ……。


 酢ダレ:TKM様、真LA様、417様、ご返答いただきありがとうございます。

     それでは『おパパ』の『浮気問題』につきまして、

     現状では特に情報はなし、ということになるかと思われます。


     ただし『おママ』につきましては、

     特に今回の『浮気問題』関連の話題に反応を示していないのが現状です。


     以降は推測となりますが、

     『おママ』はこの『浮気問題』を解決したと考えていると思われます。

     皆様はどのようにお考えになられますでしょうか。


     ご多忙のこととは存じますが、お教えいただければ幸いでございます。

     何卒よろしくお願いいたします。


 TKM:まぁ、実際に過去の話なんじゃねぇのか?

     ケントさんが生きてた頃の話だろ、それ。シンラ兄は何も知らねぇの?


 真LA:(『俺にだって、わからないことぐらい、ある』のスタンプを貼る)


 TKM:あ、そう……。わからないのね。


 417:誰も知らないコトもあるんダネ(゜o゜;

     そうイエバ前に難読漢字を調べようとしたらわからなかったヨ(/ω\)


     あのときはスゴく悲しかったヨー(;▽;)

     ミンナに慰めて欲しいナ(´д⊂) チラッ|д゜) ナンテネ(^^;


 TKM:絶妙にウザい。


 417:ガーン!(゜ロ゜)


 酢ダレ:TKM様、真LA様、417様、ご返答いただきありがとうございます。

     『浮気問題』につきまして、誰も知らないとなりますと、

     『おパパ』本人に追求するほかないと思われますが、いかがでしょうか。


     他、何かご提案などございましたら、お教えいただきたく存じます。

     恐縮ではございますが、何卒、よろしくお願いいたします。


 TKM:まぁ、聞くしかないんじゃないかな。シンラ兄も知らないなら。


 417:ヨ~シ、それなら417も家族のためにひと肌脱ぐぞ(((o(*゜▽゜*)o)))

     あ、ひと肌脱ぐッテ言ってモ人肌じゃないカラネ(´Д`;)


     それジャア、ホラーになっちゃうからカン違いしないで欲しイナ(^^;

     欲しイナ(^^; 欲417(^^; ナンチャッテ!( ̄∀ ̄)

     むしろ417は人肌に温めてほしいヨー(TT


 TKM:もう黙って?


 417:ガーン!(゜ロ゜)


 真LA:(『ヤロウ、ブッ殺してやる』のスタンプを貼る)


 TKM:こっちはこっちで物騒!?

     とにかく、話聞けばいいじゃん。父ちゃんからさ……。


 酢ダレ:TKM様、真LA様、417様、ご返答いただきありがとうございます。

     それでは以降はそのように進めさせていただきたく存じます。



  ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



 夏休みも終わりに近づき、のんびり過ごしていたある日。


「……何だァ、呼び出しって?」


 昨日、スダレから電話があって、呼び出しを受けた。

 場所は、以前から時々宴会の会場にも使ってるいつものホテル最上階。


 はて、次の宴会は来週だったはずだが?

 一体何の用事だというのか。


 ケントとタマキ関連か?

 いやいや、あいつらはもう、毎日のようにデートデートだしなー。


 と、すると何じゃろ。本気でわからん。

 カディルグナからの依頼関連かとも考えたが、そうでもなさそうだし。


「さて、ホテル着いた~」


 もう、ここまで来るのも慣れたもので。

 俺はエレベーターで最上階に向かう。ちなみに俺一人。


 ミフユは、呼んでみたがいなかった。どっかお出かけ中らしい。

 お袋も朝から出かけちゃったし。本格的に俺一人じゃん。寂しいな、オイ。


 最上階フロアの入り口で、俺はチャイムを鳴らす。

 リンゴ~ン、と、大きな音がフロアに響き、


「俺だ~、来たぞ~」


 と告げると、両開きのドアが開かれ、奥に通される。

 するとそこには、全員が揃っていた。


「……んん?」


 全員。

 ウチの、今来れる全員だ。


 シンラ、タマキ、ケント、スダレ、シイナ、タクマ、お袋、ひなた、ミフユ。

 その全員が揃っていて、何か、何だこれ。……法廷?


 一番前に教壇みたいな机があって、そこにシンラが座っている。

 両脇に、長机が置かれてあって、右側にタマキとケント、左側にスダレとシイナ。


 あとの面子は、何かその辺のソファに座ったりしてくつろいでる。

 え、何これ、本気で意味わかんないんだけど……?


「被告人、入廷!」


 と、いうシンラの宣言と共に、俺はお袋に手を引かれて中に連れていかれる。


「いや、あの、お袋?」

「アッハッハ、今日は楽しませてもらうよ!」


 何がよ!?

 だが、お袋はそれ以上何も教えてくれず、俺はそこに立たされる。

 そして、シンラが厳かに告げた。


「それではこれより、アキラ・バーンズ被告の『浮気事件』の審理を開始する!」


 ……何を言ってやがるんですか、皇帝?

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