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『最恐』と呼ばれてた傭兵が死んだ後の世界は地獄ではなく異世界でした

作者:蒼月 美海
 ある所に世界を転々と移動する男がいた。その男はどこかの国から依頼が来れば、その国まで足を運び、『目的』を果たそうとする。

そして『目的』とは、それは『戦争の介入』すること。そう、男は世界をまたにかける傭兵だったのだ。それも、『戦争のスペシャリスト』とも呼べる実力を持っている人物である。さらに、その戦争に介入すれば、必ずとも言って良いように十分すぎる成果をあげているのだ。だが、それと同時に目的のためには手段を選ばない残忍さや恐怖から傭兵は、『最恐の傭兵』とまで呼ばれていた。

しかし、とある戦争中に仲間の裏切りによって、最恐とまで呼ばれた傭兵の命は奪われてしまったのだ。人の人生とは、短く、儚いものである。そこで彼の伝説はあっけなく幕を閉じてしまった。

そして傭兵が次に目覚めると、そこは異世界である『ゴーダイムーベン大陸』であったのだ。こうして傭兵の新たなる伝説の続きが、異世界にて幕を開けるのであった。
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