表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

すれちがい

作者: 佐々木 龍

薄情で、ごめんな

ぼくは君の何なのだろうって

君に怒られたあと、考えていた


たぶん、君のことそんなに好きじゃない

殴っていいよ気が済むまで

君がそれでぼくを忘れられるのなら


いつまでも一人の人のことばかり話すのは

気持ちが悪い事なんだよ

分かってもらえないかも、しれないけど


いつか誰かが君のことを好きになる

君は素敵なひとなんだ、たぶん

ぼくには分からないけれど


ひとでなし

ろくでなし

愛想なし

いいよ気が済むまで

殴ったらいい


やさしい嘘がうまかったならこんなに

かなしい思いをしなくてよかったのに

あなたの悲しみを悲しむことができたなら

憎しみを生まなかったのに


君がぼくを好きなように

ぼくはあのひとが好き

あのひとが誰を好きなのかは

知らないほうがいい


知らないほうがいい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ん? 最後ホラー? 三段論法での勝利? 「君」が自分だとしたら恐怖かな?
[良い点] うおー! すごくいいですね!! めっちゃ好みの詩でした。 好きな人以外に冷たいとこ最高! 素敵な詩をありがとうございます!
2021/06/04 12:51 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ