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アーネ王国勇者伝  作者: 鈴宮 風花
第1章 異世界召喚
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第六話 言質

 魔法師長。

 総ての魔法師を纏める者。

 あらゆる魔法に深い理解を持ち、ある程度の力を持たなければならない。

 魔法師長といえば魔法師の中でも最強に近い。

 クラウスは最年少の魔法師長。



美月の感想 うわ〜チート!


「最強!?」

「最強に近いとは言えども、僕をボコれる友人がいますし、一般的観点だということを忘れないで欲しいです」


 紅茶に砂糖を入れる。クラウスが一瞬美月の手元を凝視した。


「だから、友人って何者さ」

「この国一番の魔力量を持つ公爵家令嬢」

「どんなお嬢様だよ」


 完全に遠慮が消えてしまった。


「そうですね、お人好しの優柔不断。その癖意地っ張りの暴走屋、頭が良いのに馬鹿な人です」


 そう言って憂い無くふわりと微笑んだクラウスから後光が見えた。


 憂い顔も破壊力が凄かったが笑顔も凄い。天使ですか?と美月は聞きたくなった。


 ……ものすごくその人に会いたくなってしまったではないか。


「じゃあ、半年の内に会わせてよ(恋愛ウォッチング来たー!)」


 ニヤッと笑って言うと、クラウスの目が真ん丸に見開かれた。


「ありがとう、ございます……!!」


 あ。これって、半年ここに居るの肯定しちゃってる。



 ‥‥ま、いいか。

 還れるなら。

美月は頭が悪いです。

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