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ケモノテスト  作者: ヤタ
1章 ケモノ達の学園
10/39

生徒会とケモノテスト2

かなり遅れました

「くっ!……まだ……終わりじゃない……ぞ」


「いや終わりだよ!もう初撃からダメージ半分くらってんじゃねえか!」


 時間は少し進み今は


 隼人vs生徒会役員Bの対決!!


 そして


 隼人Loos!


 酷い、回想の進み方が適当すぎる……

 まあ隼人はカスだからしょうがないか。

 えーと次はと……!?


 横を向くとそこには知らない人の顔がいきなり僕の顔を覗いてきた。


「君、かーわいい顔してるね〜」


「うお!?だ、だれ!?」


「私?私は寺荘(じそう) 佐瀬(させる)だよ〜」


 のんびりした感じの人だもしかして生徒会の人だろうか。


「いきなりで悪いけどこれ着てみてくれる〜?」


 寺荘さんが持っているのは明るい白に綺麗なライン、そして極め付けはフリフリのフリル……

 とりあえず分かることは男が着るものではない。


「思いっきりワンピースじゃないか!?そんなの着ないよ!」


「そうなの〜?残念……」


「と言いつつ僕の服を脱がさないでくれるかな!?」


 なんとか魔の手から抜け出した僕は隼人の背に隠れついでに隼人の背中を押した。

 まあ殴られたけど……


「次……あいつが相手……」


「え、悠太そうなの?頑張って……」


「個人的な賭けで私が勝ったらそこの宮くんにこれ着せてもいいかな〜?」


「いい……」


「まって賭けなのに向こうと悠太がノーリスクだよ!危険なの僕だけじゃないか!」


「だからいい……」


「貴様はなかなか酷いやつだな!?」


 悠太vs寺荘


「しょうか〜ん」


「召喚……」


 覇気(はき)のない勝負開始だなあ……

 寺荘さんのケモノは……亀か。


「いっけ〜亀ちゃん。甲羅(こうら)にこもってスピン攻撃だ〜」


 ひゅんひゅんひゅんひゅん!


 ん、なかなか動きが速いな。

 それにすごい遠心力がかかって威力も強そうだ。


 亀ちゃんはそのまま一直線に悠太のケモノへと向かいそして避けようのない速さでケモノの影へと当たった。


「おおっと悠太選手!なす術もなくやられたか!?」


「ふふ〜ん、私の亀ちゃん強いでしょ〜。じゃあ早速宮くんに……」


「!!?」


「まだ終わってない……」


 どこから現れたのかヘビが亀ちゃんに絡まっている。

 あれが悠太のケモノ……

 しっかりと影が薄い特徴を抑えてるな。


「なにー!?急に現れたヘビによって亀ちゃん自慢のスピンが抑えられてる!」


「やるね〜悠太くん。でもこれならどうかな?亀ちゃん殻にこもっちゃって〜」


 亀ちゃんは手足首と甲羅に閉じこもってしっかりガードしている。


 攻撃防御素早さ全てを兼ね備えているのか……

 これはまずいかもな。


「あまい……」


 ……ビキっ


「なんと!ヘビの締め付けによって亀ちゃんの甲羅が割れてきている!?これはノックダウンだー!勝者悠太選手!!!」


「なっ……」


「「「やったー!!!」」」


「すごいぞ悠太!君にここまでの力があったとは!」


「照れる……」


「くっ……」


 寺荘さんは勝利して僕に女装させられなかったことが悔しいみたいだ。あいにく僕にその趣味はない。


「こうなったら〜無理やり着せちゃえ〜☆」


「強行だと!?」


 させるものかああぁぁ!


「これで2勝1敗ですね、次宮くん勝っちゃってください!」


「そうだね結城さん!僕に任せてよ!」


「あら、宮すごい言い切ってるけど大丈夫なの?」


「まあ雲母みたいに不戦勝にはならな……ごめんなさい」


 拳を握り締めるなんてせこいぞ。

次で生徒会編は終わりの予定です

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