空は・はな
空は
空は青いのに
俯くとそこは白い世界
空は青いのに
眩しいほどの銀世界
空の青さに
春を感じても
雪は降り積もる
空の青さに
春を願っても
未だ凍える空気
誰がこの雪を溶かすのか
この雪に埋まる
私を溶かしてくれるのは
誰なのか
空は青いのに
雪は冷たくて
はな
はなは咲く
いつか咲く
咲かないこともある
が
咲こうと精一杯
最大限の力を
蓄え
咲くための準備をし
いつか咲く日の為に
その日を待ちわび
夢を見る
華になれるのは一瞬かもしれない
もしかしたら
なれないのかもしれない
そんなことを
思わずに
ただひたすらに
咲く日を待ち望む
ただひたすらに
咲くことを信じて
生きる