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嫌いと好き

作者: ヒカリ

朝、僕が起きます。

僕は自分が嫌いです。


朝ご飯を食べます。

好き嫌いが多い自分が嫌いです。


歯を磨き、顔を洗い、鏡を見ます。

醜い自分が嫌いです。


学校に行く準備をして出かけます。

独りな自分が嫌いです。


学校に着きます。

何もやる気が起きない自分が嫌いです。


友達が喋りかけてくれます。

自分から話に行けない自分が嫌いです。


都合の良い嘘をつきます。

平然と嘘をつく自分が嫌いです。


授業を受けます。

頭の悪い自分が嫌いです。


家に帰ります。

後悔する自分が嫌いです。


僕は、こんな僕が大嫌いです。


でも君は、こんな僕でも大好きだと言ってくれます。


僕は嫌いなのに、君は好き。


とても困惑し、混乱します。


でも、君が僕を好きと言うなら……。


僕も僕が大好きです。

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