奴隷を拾う
今日めっちゃ上げます。
これからもよろしくお願いします
では本編をどうぞ
俺らはガインズ街に向けて出発してから2時間が経って残り4キロをきっていて今は午後15時半ぐらいだ。ここに来るまでの間に魔物などには一度も出会わなかった。俺らってよほど運がいいんだろうか。そもそも魔物自体が少ないのか?なんか余裕だな異世界てもんは。
そんな馬鹿なフラグを立ててたからか、目の前から叫び声が聞こえてきた。(え?あすまん。俺がフラグ立てたからかもしれん)と内心で仲間に謝っておく。
「今の叫び声て人間か?どうする?助けるか?」
田中がそう言ってきた。俺は少し考えたが、
「いや助けようと、ここで助けたらガインズ街のことを教えてもらうこともできるかもしれんし、ここで助けなかったら目覚めが悪くなる」
田中は俺の言葉に安藤したにか
「お前だったらそういうと思ったよ。まぁ助けるんなら早めに向かおうぜ。」
「ああ。そうだな」
俺らは叫び声がした場所に足音をできるだけ出さずに周りを警戒しながら素早く向かった。
叫び声がしたであろう場所に着くとそこには小さな小道があり複数の死体と馬車があった。
「こりゃひでーな」
俺らはVASを長年やってきたおかげで死体や血を見ることには慣れていたと思っていたが、
「ずっと見てたら気持ち悪くなりそう」
「ここには死体しかない。はやめに馬車の中だけ確認して魔物がいないか確認しよう。死体に関しては町に着いたら兵士にでも言っておこう」
「ああ、そうだな」
俺らは馬車の入口のほうに回り金田と佐々木が周囲警戒をしてもらって俺と田中が馬車の中を確認する。
「合図で開ける。3,2,1,GO」
馬車の入口をあけたら中には魔物はいなかったが
「これはまたひどいな」
「これは奴隷か?」
馬車の中にはみだりがかなり悪い彼女や少女といった女の子が4人いた。中には顔や足にはけがが複数みられて楔につながられてた。
「銃は下せ。この子達に敵意は感じられない。」
「わかった」
「君たち大丈夫かい?あッ言葉がわからないかな?」
俺は異世界の言葉など知らない。一様言語補助システムは使っているが、、、
「わか、、りま、、す」
物凄く震えた声でこの中で一番年上であろう彼女が話してきた。
「そ、そう別にそんな警戒しなくても大丈夫だよ、これから俺たちはガインズ街に行くんだけど一緒に行く?ついてきてくれたら安全なところに送り届けてあげるから」
俺は彼女たちが怖がられないように優しく問いかけた。
すると
「なんで、、、私たちにやさしくしてくれるんですか?私たちは、、、奴隷ですよ?返せるものなんて何もありませんよ?」
俺は、その言葉を聞いた瞬間言うのを我慢していた言葉を放った。
「あのな?君たちはまだまだ幼い大人に頼って何が悪い?そりゃあいま殺されている男たちはクソだったかもしれないが普通は大人を頼って元気にはしゃぐのが子供だ。奴隷なんか関係ない。だから俺たちを頼ってほしい。」
俺は大声で言った。最初は俺の声に驚いていたようだが俺の言葉をきいてか、その眼には涙を浮かべていた。
「あの、、、私たちを助けて、、くれるんですか?」
彼女は涙ながらにそれを言った。
「ああ。約束しよう」
彼女はそれを聞いた瞬間俺に抱き着いてたくさん泣いた。
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まだまだ書いていきますよ〜