論功行賞
昨日の
名古屋のスポーツ新聞に
興味深い記事が1面を飾っておりまして
それは何か?
と申しますと
その球団は
他球団に比べ
契約更改が早くに始まりまして
球団が選手を拘束することの出来ない
12月から1月までの2ヶ月間を
選手の思うことをする時間に割り当ててください。
と11月末日までに
全選手との契約を終えるよう
スケジュールが組まれております。
これが本来あるべき姿なのではありますが
ペナントレースや日本シリーズが終わり、
秋季キャンプも一段落。
ドラフト関連も落ち着きました
師走12月は
最近ですと
ヨーロッパサッカーや
アイススケート。
今年ですとラグビーなど
増えては来ましたが
どちらかと言いますと
見出しとなるようなスポーツニュースに乏しい時期でありましたので
その期間を埋めるべく
プロ野球の注目選手の契約更改が行われたのが
慣習となり、
現在に至っているのでありますが
親会社が新聞社であるのでありますが
そのことよりも選手のことを。
と、ここ3年でありますか。
11月までに契約更改を行う運びとなっております。
その球団の主力選手の一人のかたが
一昨日交渉の場に臨みまして
そのかた。
昨年の契約更改で揉めに揉めることになりまして
その理由は
一昨年ルールギリギリの減俸を飲まされたことに発奮しまして
昨年大活躍をされ、
さぁ契約更改だ!!
と臨んだ席上で提示された金額が
大幅に下げられる前の年俸に達していなかった。と……。
……好きな球団でありますので。
と2度3度の交渉を経て
不本意ながらサインし迎えた今シーズン。
選手本人としましても
納得のいかないペナントレースを過ごしまして
(……良くても現状維持かな?)
と交渉の場に姿を見せました
その選手に対し
球団が提示したのは
昨年とほぼ同率のアップ提示。
大幅に減俸される前の金額を
はるかに超える
その選手が生涯に獲得した
単年辺りの年俸の
最高金額でありました。
記事読ませて頂きますと
評価の基準が
1年ごとの成績
と言うよりはむしろ
今年で4年連続でありますか。
規定打席に到達。
つまり
シーズンを通し
ポジションを守って来られた。
それも継続して活躍されて来たことが大事であります。
今後も続けてください。
そうすれば
更に給料が増えることになりますよ。
このことは昨年
一度保留されました
今。代表で活躍されておりますかた。
2年連続規定打席に到達されましたかたの
査定にも取り入れられることになることが予想されます。
(思い出したかのように)
(信長キャラになる前にもう少しプロ野球の話を続けさせて頂きます。)
今のプロ野球の査定の仕方。
もちろん選手は個人事業主であります。
1年で1割強の選手が入れ替わる
厳しい世界でありますので
活躍した時には
たくさんの給料を払ってくれ。
と交渉の場に臨むことは当然であります。
当然なことなのではありますが
かつて
平成の怪物
と称されたかたがいらっしゃいまして
高卒1年目から大活躍され、
迎えた契約更改交渉の場で
当時所属していました球団が
提示した金額は
入団初年度の給料の
実に6倍
と言う年俸を示されたことがありました。
これを見て困ったのが
その年。
同じくルーキーで
平成の怪物のかたよりも
多い勝ち星
20勝を挙げました投手が所属する球団でありまして
球団の中には
当然。選手の序列
と言うモノがありますし、
戦力として認められる限りは
……ずっとこの球団で。
の意識のあるところでありますので
たとえ活躍したとしましても
1年だけでは……。
と考えていたところに
6倍近いアップ率を提示する他球団が現れた。
で。その球団は
のちに平成の怪物と称された選手を
入札で海外に送り出してしまった。と……。
当初から
いずれは出て行くんでしょう
がどこかにあったからこそ
出せる金額であったと思うところが
あるのでありますが
そうでは無い球団にとりましては
溜まったモノでは無い。
でも選手は
似たような成績を修めた他球団の選手に提示された金額を念頭に置いて
交渉の席に着くことになる。
そうでは無いよ。
継続して活躍された選手に対し、
きちんとした金額を提示し続けるんですよ。
を冒頭の球団は選手に示したことになる。
(1500字超えてるよ……)
……とは言え
当選回数が適齢期に達しているや、
たとえ実務能力に長けている
とは言いましても
メディア受けする人間のほうが
内閣改造の大臣ポストに近いことは
……否定出来ないところがあるんですよね。
いつも信成がお世話になっております。
総理大臣の織田信長です。
実績を残したものに対し、
厚く恩給を施し、
そうで無いモノに対しては
容赦なく切り捨てる。
このことによりまして
中部・近畿地方を席巻しました
(転生前の)
我が織田軍でありましたが
一方、
切り捨てられていく武将の姿を見て
不安を覚えた武将の謀反に悩まされたのも
また事実。
最期は……。
この辺りを上手に学んだのが
秀吉。
ただ秀吉は
基盤が弱かったこともありまして
妥協する点が多々あったこともありまして
次の代で滅亡の憂き目を見ることになる。
更にそのことを学んだ家康が
260年に及ぶ太平の世を築くことに成功するも
(……あいつ本当に東鑑を学んで来たのかな?)
なぜ平家が滅びることになったのか?
……それは頼朝を生かしてしまったからだろうに。
の関ヶ原に敗れし
薩摩に長州。
当初、西軍に所属していた肥前に
元は長宗我部家臣の土佐郷士。
と言いました
本来、関ヶ原の結果を受け
滅亡の憂き目となる可能性があったのを
(……遠くて面倒くさいのもありますが)
ある意味。不問とした結果が
のちのちになって
子孫を悩ませる要因となる……。
……と
人事と言うものは
スポーツの採点競技同様
誰もが納得するモノとはならない性質がある故。
どうしても軋轢
と言うモノが生じてしまうモノであります。
昨今では
同じ仕事をしている
もしくは
正社員以上の仕事が出来るにも関わらず
非正規を理由に
給料が上がらず
勤め先に逆風が生じた際、
真っ先に切り捨てられる対象となってしまうこともありまして
22歳で全てを決められてしまうのか?
の風潮が見られる
(総理大臣キャラであることを思い出して)
我が日本でありますが
正社員は正社員で
年度末の辞令で
失意のどん底に突き落とされたりなど
どのポジションに居ましても
基準の見えない事柄に左右されておりますので。ね……。
目の前の出来ることを
まず精一杯やることしか無いんですよね……。
(……弱い総理大臣のキャラ設定だな。これ……)
(……信長らしくないですね 苦笑い)
でも
総理の椅子も
民意
と言う
理由のわからないモノに左右される
不安定な地位にあるんですよ。実は……。
最高権力者であるハズなのに……。