ミッション車限定免許
(……真偽の程はさて置きまして)
3千丁モノ鉄砲を駆使しまして
武田軍を撃破したことで知られます
長篠の戦い。
このいくさに置きまして
信長が腐心したことは何であったのか?
と申しますと
武田の騎馬隊でありまして
騎馬隊
とは申しますが
なんとなく浮かんで来ますイメージとは異なりまして
実際、戦う時は
馬から降りて
なのではありますが
当時、戦場で最も速かった移動手段が
馬であったこと。
その速い馬が集団で向かって来るのは
たとえ
戦車の如く踏み潰されるわけでは無かったにしましても
怖いことには変わりありませんので
どんなに熟練した鉄砲打ちでありましても
装填するまでは丸腰同然の状態に晒されることになりますので。
から湧き出て来ます恐怖から解放させるため設置しました
馬防柵に
注目しなければいけないのかな……。
そんなヒト以上のスピードとパワーで突っ込んで来る恐怖。
この安全な日本に置きましても
予測不能な事態を引き起こす要因となっているモノ
と言いますとこちら。
色褪せた枯れ葉マークを貼り付けたオートマ車
であります。
枯れ葉マークを付ける年代のかたが
運転免許を取得されました頃は
まだミッション車しか無い時代でありましたため、
オートマ車は
運転がミッション車に比べ、
楽とは申せ
慣れているわけでは必ずしもありません。
オートマ車は
ミッション車と違いまして
ペダルを離すと進んでしまう上、
ミッション車と違い
クラッチの操作
と言うモノがありませんので
エンストを起こすこと無く
踏み込んだら踏み込んだだけ進んでしまう。
しかも
急ブレーキを掛ける勢いで
アクセルペダルを踏み込みますと
爆発的な加速力と共に
停止したいと思っていました場所を通り過ぎまして
破壊工作を行ってしまう。
運転者本人の意図とは無関係に。
これがミッション車でありましたら
クラッチペダルがありますので
右足にアクセル。
左足にブレーキなど
と言いました
ふざけた
教習所では絶対教えられることの無い方法で
運転することなどあり得ませんし、
更には
エンスト
と言う形で
強制的に停めてくれる上、
枯れ葉マークのかたがたは
ミッション車に慣れ親しんで来られたかたがたでありますので
間違っても
踏むべきペダルを間違えるなんてことは無いと思われます。
……にも関わらず
免許証で区分されているのは
オートマ車限定と
それ以外の
2つしか存在しない。
確かにオートマ車は楽であります。
楽なのではありますが
ミッション車とオートマ車とは
全く異なる構造。
ミッション車は踏まなければ進まないのに対しまして
オートマ車は踏まなくても進んでしまう。
を持っていることを思いますと
ミッション車はミッション車。
オートマ車はオートマ車と
免許証の区分を明確に分けるべきではないのかな……。
交通事故の事例を見て思うことしばしであります。




