CAAが伝説となった日
クラブは最終プロジェクトを発表する。あるアクシデントがきっかけとなり、それは歴史的な大成功へと繋がる。学校はCAAを不可欠なクラブとして正式に認める。
公演当日がやってきた。
体育館は満員だ。
他の部活は平凡な演目を披露する。
CAAは舞台裏で震えながら待っている。
楓は存在しない台本を確認する。
美奈は袋に息を吹き込む。
麗華はドレスを整える。
愛梨は興奮している。
ひかりはつまずく。
奈美は大喜びだ。
すずは微動だにしない。
ありさは深呼吸をする。
ゆめは「舞台へ!」と叫ぶ。
劇が始まる。
そしてそれは、華々しい大失敗となる。
奈美は早めに舞台に上がる。
愛梨は即興でロマンチックな告白をする。
ひかりは小道具の木を倒す。
楓は幕に巻き込まれる。
麗華は優雅に場面を救う。
美奈はパニックになる。
すずは完璧なセリフを言う。
アリサはできる限りのことをして、すべてを繋ぎ合わせようとする。
観客は困惑する…
事故が起こるまでは。
装飾ランプが(無事に)落下し、美しい視覚効果を生み出す。
回転する光、柔らかな影、予期せぬきらめき。
観客はそれがショーの一部だと思い込む。
拍手喝采。
笑い声。
感動。
CAAは即興で合唱のフィナーレを披露する。
アリサが最後のセリフを口にする。
「私たちは不完全…でも、一緒に輝ける。」
観客は拍手喝采に包まれる。
校長先生が立ち上がる。
「この部は…なくてはならない。」
CAAは教室を救った。
そして、学校の伝説となる。
シーズンは、9人の少女たちがライトの下で抱き合い、笑い、疲れ、そして幸せそうにしている場面で幕を閉じる。
ユメがささやく。
「シーズン終了。」
みんなが微笑む。




