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人魚の王国  作者: 氷翠
人魚姫という名の呪い
2/2

始まり

人物紹介


サフィリア

住んでいる場所 フォーリー村

家族構成 父、兄

友達 クロエ

服装 基本白色のワンピース

趣味 読書

他者からの印象 可愛い


クロエ

見た目 ストレートの黒い髪、深紅の目

住んでいる場所 フォーリー村

家族構成 父、母、兄、姉×2人

友達 サフィリア

趣味 人魚探し

他者からの印象 変人


ステラ

住んでいる場所 フォーリー村

家族構成 父、サフィリア

友達 ゲーム機が友達

趣味 ゲーム

他者からの印象 引きこもり

うん。今日も充実した日だった。

私、サフィリアは今日も充実した学校生活を終え、家に帰る途中だ。


「サフィリアちゃん?聞いてる?」

「アハハ。ゴメン、クロエ。ボーっとしてた。」

「あの、人魚伝説の話!私、絶対あると思うんだよね~。」


恐らく、クロエが話しているのは人魚の伝説。


「サフィリアちゃんって、伝説の人魚姫に似てるよね。青い髪、紺色の目、白い肌、超絶美人だし。待って、全く同じじゃない?」

「そうかなぁ?そんなことないと思うよ?大体、伝説上の生き物でしょ、人魚って。」


でも、本当にいるなら会ってみたいな・・・。なんて。


「いるかもじゃん!今度の休み探しに行こ!じいちゃんが言うには、こんなに根強く人魚伝説が残っているのはここだけだって。」


そう、クロエの祖父は、人魚学者なのだ。


「そうなんだ。でも、また休みを振りにするのはチョット・・・。それに、先週怒られたばっかでしょ?海には近づくなって。私は、そろそろ図書館に行きたいかな~。」


海には、恐ろしい化け物が居るから子供は海に近づけないのだ。


「えー!でも、なんもいなかったじゃん。でも、サフィリアちゃんが言うなら図書館行こっかな?」

「そうしよ。あ、でも明日から3日間サバイバル学習だけど・・・。」

「ガーン。」


あ、効果音自分で言うタイプ?


「帰ってきたら海までついて行ってあげるから。今年もサバイバル学習のせいで留年2年目は辞めてよね。クロエ。」

「じゃあ、頑張ります。頑張らせていただきます。」


急に食い気味に言うクロエ。クロエは、なんとなく餌に釣られやすい。高級エサでクズ魚釣るよりかは簡単だ。

言ってる自分もこのたとえが正しいのかは分からないけど・・・。


「あ、私家こっちだから、バイバイ!クロエ。明日から頑張ってね~。」

「サフィリアちゃんもね~!バイバーイ!」


そう言って、手を振り合い家に帰る。

玄関を開けると、家の中に引き籠って(部屋に引き籠っているわけではない)ゲームばっかしているシスコンの兄ちゃんが飛び出して来る。


「サフィリアー!お帰りぃ!心の中で凄い言われてた気がするけど・・・。」

「ただいま。ステラ兄ちゃん。別に、何にも言ってないよ。ただ家の中に引き籠って(部屋に引き籠っているわけではない)ゲームばっかしているシスコンの兄ちゃん。って言っただけ。」

「いや、めっちゃ言ってるじゃん⁉」

「はいはい。」


そう言って、靴を脱ぐと家の中に入る。


「サフィリアか。お帰り。」

「ただいま。パパ。今から漁?」

「ああ!」

「頑張ってね。」

「ありがとな!サフィリア。ステラからはないのか?」

「言わねぇ。親馬鹿親父。」

「親馬鹿ではあるけど・・・。まあ、行ってくるな!」

「「行ってらっしゃい!」」


ステラ兄ちゃんと私の声が重なる。

パパはそれだけ聞くと名残惜しそうに、玄関を出た。


「それより!兄ちゃんにもないの?今からゲーム頑張るのに・・・。」


なんだ?こいつ。


「はー。ガンバッテネー。」

「カタコトだけどいっか。兄ちゃん頑張って来るね~。」


・・・。カタコトでいいんだ・・・。

私も宿題するか。最初に他国語からやろ~。

・・・。ルナ語難しい。でも、他国語は好きなんだよね~。

補足

人魚伝説:「伝説」参照


海の化け物:マナ(魔力)のよどみによって生まれた魔物、一角獣や鯨のような姿をしていることが多い。


サバイバル学習:生きる力を付けるために高校生までがやる。リタイアはできるが、代わりにその年は留年。行う場所は、毎年先生に各自割り振られる。


漁:魔物や魚を釣る。生活の基盤を支える大事な仕事。


ルナ語:世界最大国、水上帝国ルナの言語。言葉的には、英語と同じ。


他国語いう授業がある。

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