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作者の呟き

書き手とスランプは密接な関係

作者: 都森 のぉ

小説が書けなくなる理由を模索したことがありました。

今も模索してますが。


・プロットの練り方が甘い

・キャラクターの設定が甘い

・時間がない


いろいろな理由はありますが、どれも正しいですが原因はひとつではないと思っています。

最近、書けなくなったなぁと感じた私自身が考えた結果です。



 婚約破棄系統を書いていたところから本来書きたいと主軸にしていたファンタジーに戻ろうと思いプロットを作り、キャラクターを作り、さぁと気合を入れて書き出したのが、悪かったのか。

現在、連載中の二作品の筆がまったく進みません。

結末は決めているので、それに至るまでの道筋を書けばいいだけのことなんですが、一文字も書けないんです。


 出だしの単語すら思い浮かばない。

たった二百文字を埋めることすらできないというのが今の現状です。

よく巷では話題になるスランプというやつなのかもしれないですが、対処法がまったく分からないままなのも辛いところです。


 ただ書けない二つの話について分かるのは、思い出そうとしても何を書いたのか思い出せないという状況だと言えます。

自分の作品なのに記憶が薄いんです。

プロローグにあたるところは読んで分かるようにしつつ、それで物語の根幹になりそうな伏線を忍ばせつつ、誤字脱字は無いようにする。

そのためには何度も読み直して書き直したはずなのに、思い出せない。

別にこの作品に対して他の作品に比べて愛情がないということもなく等しく大切な話なんですが、思い出せない。


 思い出せないということは、続きを書こうにもどんなストーリーだったのか。

プロットのどこまで書いたのか。

それが分からないから冒頭で言う一文字も書けないという状況に陥るのだとようやく納得した自分が出てきました。

そして、結末に至るまでの道筋でどんな話を書きたいのか。

突き詰めないといけないのは十分に分かっているのですが、キャラクターが勝手に脳内で好き勝手に動いたのを文章化しているに近い作業なので、動いてくれないと話になりません。



 私の場合は、脳内に音声だけが流れるので、その会話から状況を想像して組み立てるというようなものです。

ただ、どの物語のキャラクターが出てくるのかは選べないので、なかなか出てこないということもありえます。

今は、休演中なのかもしれません。


 ただ書けないというのは、書きたくないとは違うので少し離れて待ってみるのも有効のような気がします。

いきなり書けるようになる日が来るのだと信じていますが、それが明日なのか一年後なのかはわかりませんが。

書けないときには書かないというのが一番の特効薬である。

物書きは書かなくていいよと言われると書きたくなる性分のような気がしています。

休んでいいよと言われると、でもねと返してしまう何とも面倒な天邪鬼。

見捨てずに、また始まったよと思っていただけるとこれ幸い。


 筆が止まったあなたに、その話、書かなくていいよと言うと、どんな答えが返ってくるのか。

そのとき思った答えが、本音だと思います。


 今止まっている話を書かなくていいよと言われると、私は、きっと書いてしまう気がします。

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