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1-1 賢者産まれました!

 

 柔らかいベッドの上で目覚めた俺は、現在の状況を確認するため、周りを見渡してみるときちんとした部屋で寝かされていることが分かった。


 よしよし、転生は成功したんだな!


 部屋の感じからして貴族として生まれたようだな。


 詳しい情報は動けるようになってからだな。自分の容姿もまぁいずれ分かるだろう。


 それと、体は鍛えれないから魔力の強化もしていかないとな。

 生まれたてにしては、魔力量は多いが転生する前の俺とは比べるまでもないほど差がありすぎる。


 ただ、前世は赤ちゃんの頃から魔力のトレーニングをしていなかったからどれくらいの魔力になるのか想像がつかないな。ふっふっふ、今から楽しみだ。


 やる事はたくさんあるが、眠くなってきたので寝るとしようかな。


 お休み………




 次の日から、動けなくとも両親やメイドの会話を聞いているうちに必要な情報が手に入った。


 まずは、


 アルベルト・ハインケルト


 というのが俺の名前だということが分かった。


 母親のイルーナいわく、「昔活躍していて有名だった賢者様の名前から付けたのよ!アルも賢者様ぐらい強く元気に逞しく育ちなさいよ〜!」だそうだ。


 ……て、俺の前の名前じゃねーか!新鮮さがねぇ!


 まぁ、前は名字が無かったし覚えやすくていいとするか。


 名字があることから貴族だと確信していたが領地を持たない男爵家だったようだ。


 次に、住んでる場所は父親のアースガルが騎士として働いているらしくその仕事のため、アルファス王国の王都の端にある町に屋敷が建っているらしい。


 ちなみに男爵位を貰ったのは父親が昔騎士として功績をあげたからだそうだ。


 あと、部屋にあったカレンダーから十年後に転生したことも分かった。ふむ、それほど前世から離れていないことだし昔の情報もつかえるな。


 と、情報の整理はこれぐらいにしておいて、魔力の量を増やすのと魔力を操作するトレーニングもしていこう。


 まず己の魔力を確認する。よし、あるな。


 次にその魔力を体内で循環させ、魔力で魔力を抑え込む!こうすることで魔力を消費させて魔力量を増やし、魔力を制御しつつ隠蔽もできる。まさに一石三鳥!


 ふむ、たださすがに赤ちゃんだからか自由自在とはいかんな。だが、コツコツと地道にトレーニングをやっていけばできるようになるだろう。


 取り敢えず前世の俺レベルを目標として頑張っていきますか!

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