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!ぷろろーぐ!
「メドューサ」という怪物を、誰しもが聞いたことがあるだろう。
曰く、見たものを石に変える目を持つと。
曰く、髪の毛は蛇でできていると。
曰く、絶世の美女であったと。
曰く、英雄ペルセウスによって使われた鏡の盾によって、退治されたと…。
さて、話は変わるが、そのメドューサがこの世に生きていたとして、我々人間は、どのような行動を取るだろうか。
まあ、普通殺そうとするだろう。
怪物だし。
あえて生かしておくとしても、実験体として扱われるだろう。
だから、怪物とは恐怖の象徴のような生き物だろう。
もしも生かしておいたら何千人、何万人もの罪のない人々が無意味に大量殺戮されるかもしれない。
さて殺そうとしてもそれでも何百人もの犠牲者が出るかもしれない。
もしも生かして実験体としても、何も得られぬまま感染病の原因となるものを撒き散らすことも無いとは言えない。
これを恐怖の象徴と呼ばずしてなんと呼ぶか。
何もしていないのに危険だと、死んだほうがいいと一方的に非難され世論も形成され。
さて隠れて生きようとしても周りに味方なんてほとんどいなくなり。
もし仮に捕まえられて生かしてくれても、それでも実験体としてこき使われた挙句ゴミのように処分され…
これを恐怖の象徴と呼ばずして、なんと呼ぶのだろう……。




