10話 注文と買い物、そして冒険の始まり
朝になり、オサムが起きたときにはリムルは居なくなっていた。服も無い
オサムは昨晩の事を思い出しながらしばらくベッドで横になっていた。
「まだまだ遠いなあ、けど恋人にはなってくれるって言ってたし、今後に期待だ」
前向きに考えるようにしたが、それがいつになるのかはわからなかった。
そして、着るものを着て、書斎に入り現在進行系で建てられている屋敷の図面を見ながらノートに書き写していった。
「風呂場は作れるとして、湯を沸かす仕組みを書き起こさないとな」
鉄の釜を作れば問題はないだろう。どこで作ってもらえるのかが問題だが。
水も引いてこないといけないし、頭の中でイメージした図を鉛筆で書き起こしていた。
その時、ドアがノックされ
「失礼いたします、エリトール様、朝食をお持ちしました」
リムルが来た。
オサムはいつものように呼び入れずに、自分で扉を開けた。
「おはよう、リムル。起きたら居なかったけどどうしたの?」
オサムが訊くと
「少し早く起きて侍女部屋へ戻ってました。私達は起床が早いので、その前に」
リムルはオサムの顔を見てまた頬を赤らめた。
「そっか、じゃあよく眠れなかったんじゃないのか?」と訊くと
「一日くらい平気です。昨晩はベッドで眠らせていただきありがとうございます」
リムルはいつもの侍女の顔に戻っていた。
その時にオサムが気づいた。
「ベッドルームは二部屋もあるんだし、寝心地が良いなら使っていいよ?」
とオサムが言うと
「そういうわけにはまいりません、エリトール様は主様ですから」
『うん、いつものリムルだな、これ以上は深入りしないでおこう』とオサムは決めた。
朝食を済ませ、今日は屋敷の方へ行こうと考えていた。
『なんだかもうリムルちゃんって呼べなくなってるぞ?俺。いきなり呼び方が変わるとクリューズ辺りが怪しむな』と考えた
「今日は屋敷の方へ行こうと思う。もう骨組みは大体出来上がっているようだしね。リムルちゃんも一緒に来てくれよ、その後街へ買い物に行こう」
滅多に屋敷や城を出ることのない侍女はもちろん街へ出ることも要件を命じられた時以外ほとんどない。
しかし、元々が街の住民なのでよく知っているだろう。と、オサムは考えていた。
外着に加えて防護服、つまり防刃着を着用し、腰に以前買った豪華なサーベルを下げて出かけた。
今回はクリューズが居なくとも良い、銀貨もたっぷりと用意した。
オサムはリムルを連れ出して、建築中の屋敷を見に行った。
「棟梁は居るか?」と訊くと「へい、今行きます、エリトール様」とガッチリした体型の男が6割方出来ている屋敷から出てきた。
「実は、この間取りを見たんだがな、1階部分に風呂場を作ってもらいたい」
オサムがノートを見せて「この部分だが、可能か?」と訊いた。
「そりゃあ、出来る限りの要望にはお応えしますが、フロバとは?」と言われ
「湯を沸かして浴びる場所だ。全身浸かるところでもある」と答え
「部屋数がかなりあるが、そのうちの1つ、先程のここを開けておいてもらいたい。詳細は後で教える。
あと、2階の部屋はこのままで良いが、私の主室近くに侍女用の部屋を作っておいてくれ。
あ、言い忘れていたが、大理石でも何でもいいが防水性の高い石を用意してくれ、一つは出来るだけ大きいものを」
オサムはヒノキにしようか大理石にしようか迷っていたのだが、ヒノキは無いだろうと考えて石を選ぶことにした。
出来上がればオサムが考えている以上に豪華な浴場になるだろう。
「さて、街へ出ようか、リムルちゃん・・だとおかしいな、街ではリムルと呼ぶよ?」
「街へ出るのは久しぶりだし、リムルの服でも買おうか」
と軽く言ったが
「とんでもございません、私の服など。伯爵閣下から頂いております。このように」
リムルは侍女服のようだが、そうではない服を見せた。
そう言われてもオサムは
「良いの良いの、俺も久しぶりの街だしね、色々行きたい。まぁ用事を全部済ませてからだけどね」
ゲームなのか中世なのか、何があるのか楽しみだった。
「じゃ、行こうか」
オサムはリムルの手を引いて街へと降りていった。
「まずはここ、良さそうな鍛冶屋ね。剣と短剣を10振り程作ってもらう。甲冑と楯もね」
とクリューズと入った武器屋の横にある鍛冶屋に入っていった。
「すまぬが、剣と甲冑の制作を依頼したい。誰か居らぬか?アキバ・オサム・エリトールだ」
と言うとすぐに奥から人が出てきた。
見るからに鍛冶師という初老の男だ。
「申し訳ありません、食事をしていたもので」
オサムは
「構いませんよ、押しかけたのは私の方ですし。あ、そうそう、絵を描いてきたのだが、そのとおりに作れるだろうか?あと、形状が変わっているので他の誰にも見せたくはないのだ。そこは大丈夫か?」
と言いながらノートを渡して見せた。
鍛冶師はそのノートを受取り、パラパラと開いて見ていった。
「これは剣ですか?見たこともない形ですが・・・甲冑もかなり特殊な形状と色ですな、黒とは」
しばし鍛冶師は考えていたが
「素晴らしいですな、人生最高の作品に仕上げましょう」
と興奮しながら返事をした。
「それで、材料などの購入に手付はどの程度必要かな?」
オサムが尋ねると
鍛冶師は
「材料はありますので、買い付けの必要はありませんが、これだけのものとなると・・・そうですな、一月では出来ませんのでその間他の仕事を止めて打ち込みますので」
と言葉を止めた
オサムはそれを察して
「ふむ、材料代や弟子や他の職人達の給金も必要だろう、いかほどになる?」
「そうですな、材料は最高の物を使って、工期が二月と考えて、銀貨500枚あれば専念出来ます」
と鍛冶師が言うと
「な、二月で銀貨500枚とはまた、吹っ掛けますね!」
後ろでリムルが怒っていた。
「まぁまぁ、リムルよ、無理な注文をしているのは私の方だ、構わんよ。銀貨500枚だな?後で城に取りに来れるか?他にも話があるのだが、その時に言おう」
オサムがそう言うと
「わかりました、明日の昼でよろしいでしょうか?」と鍛冶師は答えた。
「それで頼む。えーと、名はなんという?城の番兵に言っておかねばならぬのでな」
一鍛冶師が城の門を通れるわけがない。クリューズと伯爵にも伝えておくべきかもしれない。
「ガストル・ビーツと申します」
鍛冶屋の名前をノートに書き、その部分をちぎってポーチに入れた。
「ではビーツよ、明日の昼。頼むぞ」
オサムの新しい剣を作るには相当な技術と労力が必要であることはわかっていた。
銀貨500枚が手付けで、残りは口止め料と合わせて3000枚というところか。
店を出るとリムルが
「エリトール様、普通の剣でしたら銀貨10枚もあれば買えますよ?手付で銀貨500枚なんて呆れてしまいます」
と少し怒ったように言ったので
「リムルの胸の宝石は幾らくらいするのかな?」
とオサムが言うと
「あ、はい・・・そうでした。申し訳ありません」と黙った。
「まぁ、それは異世界のものだからね、この世界には無いから仕方ない。同じように、さっきの鍛冶師に注文したものもまだこの世界には無いものなんだ。多少高価でも仕方がないよ?」と言いくるめた。
「さて、次はリムルのものを買おう。止めようとしても無駄だぞ?」
オサムがそう言うと
「はい、わかりました。けれど高価なものは控えて下さい、お願いします」
リムルは諦めたようだった。
暫く歩くと洋裁店の並ぶ通りに出た。
「ここが服屋通りか?かなり多いな、片っ端から見ていこう、まずは寝間着だ」
「その次にひらひらじゃない服が欲しいな、デザインの凝った服は苦手だ」
「小物もいいな、いくつか買おう、お?良い櫛がある」
「リムルに似合う服はこれだと思う」
「このバングルとネックレスもきっと似合うぞ」
等々言いつつオサムは散財した。ざっと銀貨280枚程だ。
筆頭騎士ならばこの程度の散財は問題ないだろう、なにせ年間15万枚の銀貨が収入として手に入る。
しかし、それらを見ながら
「エリトール様、このような品々、侍女部屋には置いておけません・・・」
リムルが言うと
「じゃあさ、俺の部屋に置いとこう。屋敷が建てばリムルは個室だし、その間だけな」
リムルはオサムに圧倒されてしまっていた。
楽しい買い物ではあったが、買ってもらいすぎだと感じていた。
「何故エリトール様は私にいつもお優しいんですか?」
とリムルがオサムに疑問を投げてきたので
「リムルのことが好きだからね、俺」と軽く言ってしまった
『ヤバ!また本音が勝手に口から出た』と即座に
「おしとやかで、俺に気遣いしてくれて、可愛くて、働き者で、賢い子だ」
「それに・・・俺を好きだと言ってくれた。そういうことだよ」
とリムルに何も言わせないように話した。
なのでリムルは
「ありがとうございます・・・」としか言えなかった。
帰り道は流石に大荷物を持って居たため馬車に乗って城まで戻ることにした。
オサムは荷物の量を見て
「なぁリムル、やっぱり買いすぎたよな?これ」
とオサムが笑いながら言うと
「ホントですよ、馬車がなければ帰れないところでしたよ、エリトール様」
リムルも楽しそうに笑った。
それを見てオサムは幸せな気分になれた。
次の日の昼きっかりに鍛冶師のガストル・ビーツがやって来た。
オサムは番兵とクリューズ、伯爵にも伝えてあったが待ちきれずに城門で待っていた。
「これは、エリトール様。お待たせしてしまいましたか。申し訳ありません」
ビーツ鍛冶師は言ったが
「待ちきれぬでな、ついここまで足が向いてしまった」
「さぁ、私の部屋へまいろう。絵を描いたノートは持ってきたか?」とオサムが言うと
「もちろん持ってきております。昨日は眠れずに見て楽しみました」
ビーツ鍛冶師がノートをバッグから出した。
「そうだ、追加で話したいことが有る。それに書いてある説明は読めなかったであろう?」
オサムは威厳正しく話してみた。手本はクリューズだ。
こういう言葉遣いにも慣れなければいけないと思うと気が重いが仕方がない。
部屋にビーツを通し、リムルを呼び出した。
「リムルよ、紅茶を一つと。ビーツは何を飲む?」と尋ねると
「私はなんでも構いません」
ビーツは居心地悪そうにキョロキョロとしていた。
「では2つ頼む」と言うと、すぐにリムルは紅茶を持ってきて、そのまま部屋の外に出た。
「まずは」革袋からジャラリと銀貨を机の上に出し
「500枚数えてくれ、丁度のはずだ」と言うと
ビーツは「いえ、エリトール様を疑うようなことはしませんのでこのまま頂きます」
自分の革袋に銀貨を詰めていった。
さすがに500枚となるとかなりの量になるが、ビーツのポーチにスルスルと入っていった。
オサムはその小さなポーチが気になり
「ビーツよ、それは何だ?500枚の銀貨が入るような大きさではないが?」
と尋ねると、ビーツは
「これはマジックバッグと言いまして、中がかなり広くなっているんです。知り合いのマジックアイテム師のクライアンのトコで作らせました」
「中を見ますか?」
そう言って中を見せたが、オサムには普通のバッグにしか見えない。
「すぐ手の届く所に銀貨が見えるが、奥が広いのか?」と訊いた。
するとビーツは
「マジックバッグはどんどん膨れるバッグと思ってもらえばわかると思います。このバッグなら銀貨10万枚以上は入ります。それに重さも感じません」
と答えた。
オサムはそれをじーっと見て、これは便利だ、と
「同じものが欲しいのだが、手配してくれるか?いくらになる?」とビーツに問うと
「これでしたらクライアンの弟子が作ったものなので銀貨1500枚ってところですな。殆どがバカ高い材料費ですな」
とてもではないが庶民に買えるものではないということがわかった。
ビーツの持っているバッグもかなり使い古されたように見えるが、革の破れや糸のほつれ等は見当たらない。頑丈なバッグなのだろう。
オサムは
「では、それも入手しておいてくれ。あと、そのクライアンだったか?知り合いというなら店も紹介してくれ」と頼んだ。
そして
「銀貨1500枚だな?少し待っててくれ」と書斎に行き、銀貨の入った大きな革袋をいくつも台車に乗せて持ってきた。
「金貨でも良いなら金貨で渡すが、これは銀貨の袋だ。何枚入ってるのかわからんのですまぬが一緒に数えてくれるか?」
と言ってテーブルの上に銀貨をぶちまけた。
数えて見ると一袋に5000枚の銀貨が入っていた。
「エリトール様位になると金貨を使う機会が多いでしょうが、私らは殆ど銀貨でやり取りしますんで銀貨でいただきます」
そこからまず1500枚をビーツに渡しマジックバッグの購入を頼んだ。
一息ついて紅茶を飲みながらオサムは
「それで、話というのはな、まずノートから行こう、文字は書けるか?」
とビーツに言うと
「鍛冶以外は無学ですが、文字を書く程度であれば」と答えた
「まず、ここは、黒く染める、と書いてある。そしてここは装飾で・・・」
オサムが丁寧に説明すると、ビーツはその文字の下にこの世界の文字を書いていった。
「エリトール様、紅茶のおかわりと菓子をお持ちしました」
長話になったのでもう一度リムルを呼んで紅茶と菓子を頼んでいた。
リムルがテーブルを見て、置けそうにないのを知り、どこに置こうかと考えているようなので
「サイドテーブルに置いてくれるか?」と指示した。
「それで、ここはこう書いてある。あとこれは・・・」
オサムが指示する度にビーツは驚いていた。
「難しいのは承知しているが、ガストル・ビーツに作れぬのなら、誰にも作れんと聞いている」
オサムが言うと
「それは光栄の至りです。お褒めいただきありがとうございます」
ビーツは嬉しそうに言った。
「それと、出来上がった品の代金だが、言い値でよい。言ってみよ」
オサムが言うと
「この銀貨500枚が私どもの工賃と素材の分になりますゆえ、特殊な素材の代金だけでしょうな。
例えばこの、鎧や剣を黒く染めるなど、工程が詳細にかかれている技術にはこちらから技術の提供料を支払うべきですが。
しかし、門外不出と言われれば店に並べる武器には転用出来ませぬゆえ使えません。」
オサムは
「いや、私が申しておるのは、数年の間ということだ。その頃には”黒騎士”の名は知れていよう。そうなればその技術を使っても構わぬよ」
『黒騎士だってよ、カッケー!なんでこんなにトントン拍子なんだ?』
オサムは妄想しながらにやけそうになったが、微笑みで済ませた。
「で、いかほど支払えば良い?」
オサムはまた訊ねた。
「では、エリトール様のお気持ちで結構です。銀貨は頂かず、専属の鍛冶師としていただければ」
「エリトール様の絵のような剣や甲冑を打てるのであれば他の仕事は弟子に任せて自分で専念したいので」
ビーツは欲のない人間であった。
「左様か、専属鍛冶師の件は承知した。契約料は考えておく」
これでオサムはビーツを手に入れた。
「それで、続きだが、ここは・・・」と2時間程度の話が終わり
「では、よろしく頼む」
とオサムは言い
「こちらこそ勉強になりました」
ビーツは答え、帰っていった。
「ふぅ・・・」と椅子に深く腰を掛けた時、リムルが扉の前に居ることに気がついた。
「あ、リムル、ちょっとこっち来て?」
オサムが言うと
「はい、何か御用でしょうか?」と寄ってきた。
「うんうん、御用ですよーベッドで御用ですよー」とオサムが言うと
「え?あの、今ですか?」と訊かれ
「うんうん、今ぁーお願いー頭使いすぎて疲れちゃったぁ」とリムルに甘えた。
ベッドの方に二人で行くと、リムルはエプロンを外そうとしたが
「そうじゃなくて、そのままベッドに乗って?」と靴だけを脱がして、ポンとリムルを優しくベッドに放り投げた。
「で、俺も、どーん!」とベッドに倒れ込んだ。
「ああいう言葉遣い疲れちゃって、しばらく横になるんで添い寝、ね?だめ?」
「いえ、お疲れでしたら、私で良ければ・・・」とリムルが言うと
オサムはリムルをギュッと抱いて
「ん、安心する・・・」とオサムはウトウトし眠った。
それを見ながらリムルは微笑んで
「エリトール様、お慕いしております。」と嬉しそうにオサムの寝顔を見ていた。
2時間ほど経った時オサムは目覚めた。
当然リムルは自分の横に居た。
「お目覚めですか?エリトール様」リムルが気づいた。
「ん、疲れが取れた、ありがとね、リムル」ギュッとまた抱きしめた。
「じゃ、リビングに戻ろうか」とオサムが靴を履き、その横でリムルも靴を履いた
リビングに行き、時計を見ると午後5時前だった。そろそろ日が傾き始める。
「俺、城外に行くんで、鎧を着るの手伝ってくれる?」
とオサムが言うと
「今からですか?!いけません、夜になるとモンスターが出てきます!」
リムルは止めたが
「鎧と剣が出来るまでに少しは強くなっていないとね、俺は名ばかりの騎士だし」
「それに、俺の世界では最強の騎士の一人だったんだよ?レベルは完ストしてたし、武器もすげーの持ってたんだ」
オサムのゲーム脳が発動した。
「でも、今のエリトール様は・・・」リムルが言い掛けて
「弱い?でしょ?だから強くならないと、城の周りのモンスター程度なら十分倒せると思うよ?レベル1でもね」
ゲーム脳は発動中だった。
「かんすと?最強の騎士様?れべる1?」
「では、従者を!魔法士も、クリューズ様にお願いしては?」
「いいよ、回復薬を沢山持っていくし、城外程度の敵なら一人で倒せないと意味がないし」
「ですが・・・エリトール様・・・」
「心配かけてごめんね、でもぜったい帰ってくるから、俺。4時間位かな?それまで待ってて?」
鎧の下に防刃具を付け、ブロードソードを背負い、左腰にサーベルを装備して楯を持ちオサムは部屋を後にした。
そして「よし!行くか」と気合を入れた。
途中で番兵に
「エリトール様、夜は魔物が城壁の近くまで来ます。歩いて1時間位の場所ですが」と数度止められたが強引に外に出た。
街の中心は酒場や宿屋以外閉まっていた。
だが、酒場は冒険者と思われる装備の者達で賑わっている。
恐らく冒険から帰って来た者達なのだろう。
そして城外への門に歩いて行くとぽつぽつとやはり冒険者らしき装備の者達も城外へ向かっていた。
街を囲む城壁の門は固く閉ざされており、大門の隣の小さな通用門があった。
オサムは小さな冒険者用の2重扉を出て城外に着いた。
「さてと、レベル1の強さは・・・」とオサムはサーベルを抜いた。




