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四日目。
四日目の朝は、曇り空だった。
昨日から体一つぴくりとも動かしていない。いや、動かない。
何故か知らないが、目が覚めた。
目が覚めてもやることは空を見ることだけだというのが、なんだか滑稽で笑えてくる。笑う体力などありもしないのだが。
少しすると、視界がぼやけ始めた。
それと同時だろうか。
それともずいぶんたってからだろうか。
もう時間感覚すらなくなっていた。
とにかくそれくらいの時。
左の頬に、ぽつりと何かが当たった。
それはだんだんと強くなり、俺の体を穿とうと何発も何発も落ちてくる。
雨だ。
この世界に来て、初めての雨だ。
俺の左頬から何かが垂れた。
それが涙なのか雨なのか。それすらも知る術はなかった。
「ははは……遅いんだよ……」
唇も動かないほど力尽きているはずなのに、喉から声が漏れたような気がした。
そうして俺は、深い深い永遠の眠りについた……。
end
ここまでお付き合いいただきありがとうございました笑




