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一日目。
葉の揺れている音。
俺に起きろと言っているようだった。
ゆっくりと目を開ける。
最初に視界に降り注ぐのは太陽の光。
「ここはどこだ……?」
頭を動かすように上体を起こした。
周りを見渡す。
どうやら森の中のようだ。
手で支えながら立ち上がる。
とりあえず、どこなのかわかるために、少し歩いてみることにした。
改めて見ると、木が大きい。
見たことないような大きさの木がたくさん生えている。
しばらく歩いてると、頭がズキンという音が響くほどの頭痛がした。
「うっ……なんだ?」
記憶が映像のように蘇る。
「そうだ……。俺、死んだんだ……」
全てを思い出した。
トラックに跳ね飛ばされ、地面に落ちたあの感覚。
「は、は、ははは……」
変な笑いがこみ上げる。
「じゃ、じゃあなんだ……。ここは天国か……」
じゃあ三途の川でも近くにあるのだろうか。
まぁ、川の音なんて何も聞こえないけど。
「死んだんなら死んだでなんとか言ってみろよ神様ぁぁ!!!!」
俺は天に向かって叫んだ。
もちろん返事はない。
死ぬ間際のことが頭の中からはなれなくて、おかしくなりそうだった。
俺は地面に倒れ込む。
いや、待てよ?




