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カエル

ぴにゃ

作者: KazekaHun

「やあ」

「やあ」

「なんか変な感じだね」

「旅行先で現地集合ってのははじめてだしな」

今年の夏期休暇は二人ともあまり時間が取れないという事もあり、例年通りに俺が彼女のアパートに帰ってもゆっくり過ごせないので、思い切って2泊3日の旅行に出たのだ。

「昨日着いたんだよね、どう?ここは楽しい?」

「さびしかったよ」

「ごめんごめん」

空港のラウンジから覗く日差しは正午を越えよりいっそう夏の装いを増していた。

昼食を摂るために外に出る。

空腹のため空港内のレストランにでもすぐに入りたかったが彼女おすすめの店があるらしい。

「おじさんから車借りてきたんだよ」

そう言って彼女が運転席に乗り込む。

「あれ?運転できたっけ?」

「ちゃんと免許持ってるよ。それにこっちではあたしの方が道に慣れてるだろうし」

「……頼むよ」

「うん。英語だって出来ないでしょ?ここじゃあたしにまかせてよね」

彼女は笑いながら言った。

今年は短い夏だけれど新鮮で印象深いものになりそうだ。


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